立教大学 理学部の物理対策

本記事は立教大学 理学部の物理対策について記載しています。
理学部、環境学部の試験は2月6日、9日に実施されます。
物理の試験時間は75分で、数学科の配点が100点、物理学科、生命理学科の配点は150点です。
理学部の入試情報
立教大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で6つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。
●2月6日
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
Ⅰ | ・くさび形の物体上をすべる小球の運動 設問×9 | ・重力と電場による力がはたらく小球の運動 設問×4 | ・ホール効果、半導体 設問×4 |
Ⅱ | ・サイクロトロンとシンクロトロン 設問×5 | ・熱量保存則を用いた比熱の測定 設問×3 | ・ばねがついたピストン 設問×3 |
Ⅲ | ・運動する振り子のあるシリンダー内での気体の状態変化 設問×2 | ・点電荷がつくる電場と電位、導体棒に生じる誘導電場 設問×12 | ・金属板と誘電体の挿入、極板間に働く力 設問×5 |
Ⅳ | ・正三角形プリズムによる光の屈折 設問×6 | ・薄膜の干渉 設問×3 | ・電子の物質波 設問×4 |
Ⅴ | ・系外惑星の質量の見積り 設問×3 | ・ボーアの原子モデル 設問×7 | ・合体とエネルギー、動摩擦力と仕事 設問×5 |
Ⅵ | ・質量欠損と原子核の結合エネルギー、ばねに蓄えられた弾性エネルギー 設問×2 | ・平面上での2物体の衝突 設問×9 | ・風がある場合のドップラー効果 設問×8 |
●2月9日
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
Ⅰ | ・あらい面の上においた物体の運動 設問×6 | ・斜面上のばねに乗せられた2物体の運動 設問×4 | ・人工衛星の速さ 設問×3 |
Ⅱ | ・一様磁場中を運動するコイルに生じる誘導起電力 設問×8 | ・おもりを乗せたピストンで密閉された気体の状態変化 設問×4 | ・定常波、正弦波の式 設問×6 |
Ⅲ | ・ヘリウムガスが入った気球のつり合いの条件 設問×6 | ・光電子を用いたブラッグの実験 設問×5 | ・繰り返し衝突とエネルギー 設問×4 |
Ⅳ | ・コンデンサーを含む直流回路とコイルとの電気振動 設問×9 | ・コンデンサーを含む直流回路 設問×8 | ・核融合反応と太陽 設問×3 |
Ⅴ | ・核分裂反応で生じるエネルギーと半減期 設問×3 | ・ローレンツ力による荷電粒子のらせん運動 設問×10 | ・磁場中を回転する導体棒 設問×6 |
Ⅵ | ・ドップラー効果を利用した物体の速度の見積もり 設問×2 | ・観測者に対して斜めに運動している音源のドップラー効果 設問×4 | ・気体の状態変化と熱機関 設問×6 |
力学、電磁気学、熱力学、波動、原子すべての分野から出題されるので、満遍なく勉強をしておきましょう。
大問が6つあって、時間は75分なので素早い解答力が必要となります。
大問5つが記述式で、1問がマーク式です。
●対策
まずは教科書レベルの内容を理解していきましょう。
公式を丸暗記せずに図などを使って人になぜそうなるのかを説明できるようになるまでにしておいてください。
次に『基礎問題精講』などを使って基本的な典型問題を身につけていきます。
上記の問題集が終わったら『良問の風』や『重要問題集』などの応用問題を解いていきます。
間違えた問題はミスをした部分を分析して徹底的に理解していきましょう。
公式などの使いどころをマスターしたあと、物理で高得点を狙っている場合は『名問の森』などの発展的な問題を自力で解ききれるか確認してください。
ここで解答をみてわかった、理解した=解けると判断する人がいるので、ご注意ください。
最後に過去問を使って仕上げていきます。
過去問演習をするときは問題集を解くときと同じく、失点分析を欠かさないようにしてください。
その問題を理解するだけでなく、次回につなげる形で理解できるかがポイントです。
GMARCH対策のまとめはこちら!↓