明治大学 総合数理学部の数学対策

本記事では明治大学総合数理学部の数学対策について記載しています。
総合数理学部の数学の配点は200点で、試験時間は120分です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
総合数理学部の入試情報
・2025年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
現象数理 | 35 | 713 | 587 | 94 | 6.2 | 166/320(51.9%) |
先端メディアサイエンス | 51 | 1,104 | 947 | 127 | 7.5 | 166/320(51.9%) |
ネットワークデザイン | 27 | 578 | 463 | 32 | 14.5 | 168/320(52.5%) |
・2024年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
現象数理 | 35 | 678 | 579 | 99 | 5.8 | 192/320(60.0%) |
先端メディアサイエンス | 51 | 931 | 792 | 128 | 6.2 | 190/320(59.4%) |
ネットワークデザイン | 27 | 359 | 292 | 62 | 4.7 | 173/320(54.1%) |
・2023年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
現象数理 | 35 | 690 | 554 | 95 | 5.8 | 228/320(71.3%) |
先端メディアサイエンス | 51 | 952 | 813 | 108 | 7.5 | 238/320(74.4%) |
ネットワークデザイン | 28 | 521 | 416 | 31 | 13.4 | 235/320(73.4%) |
・2022年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
現象数理 | 35 | 717 | 574 | 97 | 5.9 | 191/320(59.7%) |
先端メディアサイエンス | 51 | 889 | 749 | 101 | 7.4 | 195/320(60.9%) |
ネットワークデザイン | 28 | 494 | 414 | 55 | 7.5 | 181/320(56.6%) |
・2021年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
現象数理 | 35 | 581 | 496 | 100 | 5.0 | 187/320(58.4%) |
先端メディアサイエンス | 51 | 998 | 871 | 112 | 7.8 | 203/320(63.4%) |
ネットワークデザイン | 28 | 438 | 356 | 42 | 8.5 | 186/320(58.1%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。(2024年度のみ4つでした)
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2025年度 | 2024年度 | |
Ⅰ | ・小問集合 1. 三角関数 2. 座標の範囲 3. 整数の性質 4-a. 接線と座標の距離 4-b. 回転体の体積 | ・小問集合 1. 整数の最大値・最小値 2. 指数・対数関数の最大値 3. 複素数の最大値・最小値 4. 座標軸と円 |
Ⅱ | ・三角関数と数列(数学B) 設問×1 | ・解と係数の関係(数学Ⅱ) 設問×1 |
Ⅲ | ・確率の基本性質(数学A) 設問×4 | ・確率の基本性質(数学A) 設問×5 |
Ⅳ | ・軌跡(数学Ⅱ) 設問×4 | ・数列(数学B、Ⅲ) 設問×4 |
Ⅴ | ・微積分法(数学Ⅲ) 設問×5 |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
Ⅰ | ・小問集合 1. 三角関数、対数関数の積分 2.極限 | ・小問集合 1. 整数の基本性質 2. 分数関数の積分 3. 複素数と方程式 | ・小問集合 1. 曲線と接線 2. 確率の基本性質 3. 分数関数の積分 |
Ⅱ | ・小問集合 1. 自然対数の極限 2. 複素数平面 | ・小問集合 1. 正三角形内に接する円 2. 確率の基本性質 | ・小問集合 1. 微積分法 2. 極限 |
Ⅲ | ・場合の数(数学A) 設問×5 | ・2次関数(数学Ⅰ) 設問×2 | ・座標空間(数学Ⅲ) 設問×3 |
Ⅳ | ・空間ベクトル(数学B) 設問×4 | ・三角関数と数列(数学B) 設問×4 | ・数列(数学B、数学Ⅲ) 設問×4 |
Ⅴ | ・曲線と法線(数学Ⅱ) 設問×4 | ・三角関数と座標平面(数学Ⅱ) 設問×3 | ・円とその円に外接する円(数学Ⅱ) 設問×4 |
2023年度まで小問集合が大問1、2で出題されていましたが、2024年度から大問1のみになりました。
マーク式と記述式が出題され、記述式では途中経過も書く必要がある問題も出題されています。
確率の基本性質、三角関数、数列、図形問題、微積分法は頻出分野です。
●対策
『青チャート』や『基礎問題精講』などの基本的な解法が載っている問題集を解いていきながら、これらの問題集にある解法を一瞬でアウトプットできるようになるまで反復していきましょう。
丸暗記するのではなく、一つ一つ「なぜこうなっているのか」ということを理解しながら頭に入れていってください。
ここで意味がわからないまま頭に入れても応用することができず、いくら勉強しても数学の成績が伸びないということになります。
上記の問題集が終わったら、『数学の良問問題集』や『数学重要問題集』で応用問題に取り組んでいきましょう。
ここでは、すぐに解答解説を見るのではなく、手を動かしながら問題をできるところまで解いていきます。
ここで一つも筋道がわからないということが連続する場合は、定石のインプットが甘い可能性がありますので、チャート式などに戻りましょう。
応用問題が終わったら過去問演習をしていきます。
解法が思い浮かぶ問題と浮かばない問題にわけ、前者の問題を確実に解けるようにします。
計算力に不安があれば、『合格る計算』シリーズで計算力をつけていきましょう。
また、数学の得点をさらに上げたい人は『理系数学の良問プラチカⅠAⅡBⅢC』まで手をつけておきましょう。
数多くの問題を解くことも重要ですが、それよりも基本的な公式の導出やその公式の使い所を理解しておくことのほうが応用力に結びつきます。
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