明治大学 理工学部の物理、化学対策

本記事では明治大学理工学部の物理、化学対策について記載しています。

理工学部の理科は物理、化学が各3題出題(合計6題)され、そのうちの3題を選択して回答する形式です。

試験時間は80分で、配点は120点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

理工学部の入試情報

明治大学のサイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で6つで物理と化学それぞれ3題ずつ出題され、そのうち3題を選択して回答します。
年度別の内容を確認しましょう。

2025年度2024年度
物理 A・水平投射された小球
空所×11
・万有引力による運動
空所×10
物理 B・磁場に近づくコイル
空所×10
・誘導起電力、コイルを含む回路
空所×9
物理 C・シリンダー内に閉じ込められた理想気体の圧力、体積の変化
空所×9
・光の干渉
空所×9
化学 D・無機化合物、電離平衡
空所×13
・硫黄の化合物、中和滴定、金属イオンの分離
空所×11
化学 E・結合エネルギー、電池、気体の状態変化
空所×13
・凝固点降下、熱化学、反応速度、気体の法則
空所×15
化学 F・小問集合、アルカン、アルキンカルボン酸、エステル
空所×16
・小問集合、芳香族化合物、炭化水素決定
空所×15
2023年度2022年度2021年度
物理 A・円運動、慣性力
空所×9
・運動量保存則、相対速度
空所×9
・放物運動、運動量保存則
空所×10
物理 B・電場と電位、ローレンツ力
空所×9
・電場や磁場の中での荷電粒子の運動
空所×9
・直流回路、交流回路
空所×9
物理 C・状態方程式、気球が浮上する条件
空所×9
・正弦波を式で表す、ドップラー効果
空所×9
・気体の状態変化
空所×9
化学 D・窒素の化合物、燃料電池、金属イオン
空所×20
・二酸化炭素、酸化還元反応、緩衝溶液、電気分解
空所×17
・製鉄、電離平衡、イオンの分析
空所×21
化学 E・分子、蒸気圧、希薄溶液、個体の溶解度
空所×17
・原子、化学量論、反応の速さ、気体の法則、平衡移動
空所×17
・ハロゲン、熱化学、気体
空所×19
化学 F・小問集合、アセチレン、芳香族決定
空所×17
・合成高分子、エステル化反応、脂肪族環状化合物
空所×19
・有機化合物の性質、炭化水素の構造決定
空所×18

マーク式の問題がほとんどですが、一部、式などを書かせる問題も出題されます。
物理もしくは化学を選択している人は何を解くかが明白ですが、理科を2科目で受験する人は問題を全部見て、解きやすい問題を選択していきましょう。

●対策
・物理

まずは教科書レベルの内容を理解していきましょう。
公式を丸暗記せずに図などを使って人になぜそうなるのかを説明できるようになるまでにしておいてください。

次に『基礎問題精講』などを使って基本的な典型問題を身につけていきます。
上記の問題集が終わったら『良問の風』や『重要問題集』などの応用問題を解いていきます。
間違えた問題はミスをした部分を分析して徹底的に理解していきましょう。

公式などの使いどころをマスターしたあと、物理で高得点を狙っている場合は『名問の森』などの発展的な問題を自力で解ききれるか確認してください。
ここで解答をみてわかった、理解した=解けると判断する人がいるので、ご注意ください。

最後に過去問を使って仕上げていきます。
過去問演習をするときは問題集を解くときと同じく、失点分析を欠かさないようにしてください。
その問題を理解するだけでなく、次回につなげる形で理解できるかがポイントです。

・化学
・理論化学
公式や原理は丸暗記するのではなく、仕組みを理解するようにしましょう。
有効数字の表示や単位変換などで引っかかっている人が多いので、問題演習を多くこなして理科独特の形式や考え方に慣れておきましょう。
理論化学は計算問題が多く出題されるので、こちらも問題をこなしながら早く、正確な計算ができるようにしていきましょう。

・無機化学
暗記すべき事項
が多いため、仕組みを理解しつつ資料集などをつかってイメージでとらえていくといいでしょう。
文字情報だけでなく、実際の物質を見ながら覚えておくと記憶が強化されます。
また、覚えるだけでなく、こちらも問題演習を積んで形式に慣れておきましょう。

・有機化学
官能基の性質や物質の反応、構造決定をおさえましょう。
アルデヒド基→還元性・中性→CH3CHO(アセトアルデヒド)といったように官能基だけでなく、その性質と例を瞬時に言えるように反復していきましょう。
問題は典型的なものが多く、得意な受験生が多いため、失点しないようにしましょう。

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