明治大学 政治経済学部の地理対策

本記事では明治大学 政治経済学部の地理対策について記載しています。

地理の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

政治経済学部の情報(個別入試)

学科年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
政治20251051,6921,5904503.5
20241051,1321,0574532.3
20231051,6421,5404503.4
20221051,3771,2845082.5
20211051,6111,5194603.3
経済20252904,0443,8241,1563.3
20242903,7793,5641,1373.1
20232904,4184,2041,2043.5
20222903,6853,4901,3292.6
20212903,4843,2931,0573.1
地域行政2025707226901973.5
2024707697302233.3
2023705345111603.2
2022706325981893.2
2021704864641453.2

*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2025年度

異なる文化を持つ移民、民俗との共生10問(選択)
教育の展開8問(選択、記述、論述)
巡礼の地10問(選択と記述)
経済地理学8問(選択と論述)

・2024年度

USMCA締結国の関係性10問(選択)
農業、食糧自給率9問(選択と論述)
北前船の寄港地10問(選択)
脅威、征服の対象としての自然9問(選択と記述)

・2023年度

農耕文化10問(選択)
災害10問(選択)
環境問題10問(選択)
大地形8問(選択、記述、論述)

・2022年度

地理情報と地図10問(選択)
中央アジアの地誌10問(選択)
人口問題と食糧問題10問(選択)
人口問題5問(選択、論述)

・2021年度

国境の種類10問(選択、記述、記述説明)
イスラエル建国とパレスチナ問題10問(選択と記述)
ヨーロッパの地誌10問(選択)
アフリカの地誌10問(選択と記述)

選択問題、記述問題、論述問題、地図問題、グラフ問題、計算問題など多様な形式で出題されます。
論述問題の字数は年度によって異なります。

●問題別の分析
・選択問題
一問一答問題、グラフ・表・地図をみて答える問題、時事的な問題などが出題されます。

実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。

日本の「水準点」の説明として最も適切なものを、以下の選択肢から1つ選び、解答欄にマークしなさい。
A 東京湾平均海面からの高さを表記するもので、航空写真をつかって測量され、整数で表示される。
B 東京湾平均海面からの高さを表記するもので、現地測量によって決められ、小数第一位までの数字で表示される。
C 山地の高さを正確に測量するために、全国の主な国道又は主要地方道に沿った約2kmごとに設置されているもの。
D 山の頂上付近や見晴らしのよいところに設置され、経度、緯度、標高が正確に求められているもの。

正解はCです。
A・Bのように水準点の高さが表記されているわけではありません。
Dは三角点の説明です。

以上のように用語について正確に理解しておく必要があります。
これは一つのパターンにすぎませんが、どの問題も正確な理解、読み取りが必須です。

・論述問題
過去で出題された問題は下記の通りです。(要約しています)

年度問題
20251. 国連の食糧支援機関が学校で給食を提供する理由(100字以内)
2. 日本と中国の間の財と人の移動の傾向(100字以内)
2024日本の水稲の作付面積が減少した理由(60字以内)
2023前問で解答した島の外形的な特徴(50字以内)
2022人口ピラミッドの変化は将来どのような問題、現象を発生させるか(200字以内)
2021下線部の水系の付近で国境を挟んで隣接する二カ国間による共同出資として始まり、現在も継続している国際的な事業の内容について(20字以内)

2022年度、2025年度で200字の論述問題が出題されています。
主に用語を説明する問題というよりは、ある現象が起こっている理由について論述する問題です。
普段、地理学習をするときも用語を一問一答的に覚えるのと同時に、構造を理解するようにしましょう。

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