明治大学 全学部統一入試の化学対策

本記事では明治大学 全学部統一入試の化学対策について記載しています。
全学部統一入試の化学の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は65〜70%に設定して勉強していきましょう。
全学部統一入試の入試情報
明治大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2025年度 | 2024年度 | |
Ⅰ | ・原子核、酸化物、金属イオンの水溶液、錯イオン、中和 設問×7 | ・窒素酸化物、アンモニア、硝酸の反応と性質、電離平衡、量的関係 設問×8 |
Ⅱ | ・分子量、熱量、析出する結晶、化学平衡、反応速度 設問×7 | ・混合気体の平均分子量と密度、ラウールの法則、沸点上昇度 設問×6 |
Ⅲ | ・フェノール、アルケン、アセトアルデヒド、サリチル酸 設問×4 | ・アルコール、C8H10、カルボン酸、エステル、油脂のけん化価 設問×7 |
Ⅳ | ・高分子化合物、化学繊維、二糖類、グルコース、異性体、トリペプチド中に含まれる窒素、a-アミノ酸の組み合わせ 設問×8 | ・PET、多糖類、タンパク質の定量、ペプチド固定 設問×9 |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
Ⅰ | ・鉄の性質、塩化ナトリウム水溶液の電気分解、酸化数 設問×8 | ・元素の性質、ホタル石型の結晶格子 設問×7 | ・原子、イオン、酸化還元反応、Cr、金属イオンの沈殿 設問×7 |
Ⅱ | ・硫酸銅(Ⅱ)の錯イオン、濃度、溶解度 設問×7 | ・水素イオン反応、反応熱と熱化学方程式、気体の溶解度 設問×4 | ・水素イオン濃度、熱量、気体の法則と蒸気圧 設問×3 |
Ⅲ | ・有機化合物の元素分析、マレイン酸とフマル酸、油脂、医薬品 設問×6 | ・不斉炭素原子、分子内脱水、幾何異性体、脂肪酸、芳香族化合物の反応、酸無水物の生成 設問×8 | ・有機化合物の反応、異性体 設問×12 |
Ⅳ | ・二糖類、グルコースの還元性、生ゴム、タンパク質、アミノ酸 設問×7 | ・合成高分子化合物、ビニロン、単糖類、核酸、ペプチド、酵素 設問×6 | ・天然高分子化合物、合成高分子化合物、アミノ酸、ペプチド、タンパク質 設問×8 |
理論化学、無機化学、有機化学がバランス良く出題されます。すべてマーク式です。
●対策
・理論化学
公式や原理は丸暗記するのではなく、仕組みを理解するようにしましょう。
有効数字の表示や単位変換などで引っかかっている人が多いので、問題演習を多くこなして理科独特の形式や考え方に慣れておきましょう。
理論化学は計算問題が多く出題されるので、こちらも問題をこなしながら早く、正確な計算ができるようにしていきましょう。
・無機化学
暗記すべき事項が多いため、仕組みを理解しつつ資料集などをつかってイメージでとらえていくといいでしょう。
文字情報だけでなく、実際の物質を見ながら覚えておくと記憶が強化されます。
また、覚えるだけでなく、こちらも問題演習を積んで形式に慣れておきましょう。
・有機化学
官能基の性質や物質の反応、構造決定をおさえましょう。
アルデヒド基→還元性・中性→CH3CHO(アセトアルデヒド)といったように官能基だけでなく、その性質と例を瞬時に言えるように反復していきましょう。
問題は典型的なものが多く、得意な受験生が多いため、失点しないようにしましょう。
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