学習院大学 理学部・コア試験の物理対策

本記事では学習院大学の理学部・コア試験の物理対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

理学部・コア試験の物理の試験時間は90分で、配点は150点満点です。

目標得点率は75%以上に設定して対策していきましょう。

理学部の入試情報

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各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
1・摩擦のある斜面を滑る物体の運動(50点)
小問×7
2・導体球のまわりの電場、電位、自己誘導(50点)
小問×6
3・水中のシリンダーのフタにはたらく力(50点)
小問×5
2023年度2022年度2021年度
1・バネにつながれた2球の単振動(50点)
小問×8
・二物体の衝突、力学的エネルギーの保存則(50点)
小問×6
・摩擦面上をすべる小物体の運動(50点)
小問×8
2・磁場に進入する正方形コイルの電磁誘導(50点)
小問×7
・RC直流回路(50点)
小問×7
・直線電流がつくる磁場、電磁誘導(50点)
小問×5
3・多スリットによる光の干渉の考察(50点)
小問×5
・液体をのせたピストンで封入された気体の状態変化(50点)
小問×6
・バネつきピストン(50点)
小問×6

大問1と2は必ず力学、電磁気学からの出題で、大問3が熱力学、波動、原子のどれかから出題されています。2021年度〜2024年度では熱力学か波動のどちらかです。
電磁気学は電磁誘導に関する問題が頻出です。

●対策
各設問の誘導に従いながら解いていく問題です。
ただ、考え方の筋道も記述する必要があるため、普段から問題の導出過程を正確に記述しながら解く必要があります。
問題の状況はシンプルで典型的なものですが、「なぜこうなるのか」を説明できるようになるまで、基礎、標準的な内容を理解するようにしましょう。
合格最低点は75%弱なので、全ての問題を完答する必要はありませんが、3題中2題は完答したいところです。
試験が始まったら、まず最後まで問題を見て、解けそうな問題から着手していきましょう。
基本、標準レベルの問題集を一通りやったら、過去問を使用して実際に答案を記述する練習を積んでいきましょう。

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