学習院大学 理学部・コア試験の数学対策

本記事では学習院大学の理学部・コア試験の数学対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

理学部・コア試験の数学の試験時間は90分で、配点は150点満点です。

目標得点率は70%以上に設定して対策していきましょう。

理学部の入試情報

公式サイトはこちらです。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
1・三角関数を含む方程式(数学Ⅱ)、指数・対数不等式(数学Ⅱ)
回答のみ(40点)
2・条件つき確率(数学A)
過程の記述あり(40点)
3・高次方程式(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
4・曲線と法線、体積(数学Ⅲ)
過程の記述あり(40点)
2023年度2022年度2021年度
1・三角関数の基本性質(数学Ⅱ)、積分を含む等式(数学Ⅲ)
回答のみ(40点)
・ベクトルと図形(平面)、平面ベクトルの内積(数学B)
回答のみ(40点)
・確率の基本性質、条件つき確率(数学A)
回答のみ(40点)
2・確率と漸化式(数学B)
過程の記述あり(40点)
・複素数の極形式、確立の基本性質(数学A、Ⅲ)
過程の記述あり(40点)
・複素数の図形への応用(数学Ⅲ)
過程の記述あり(40点)
3・複素数平面(数学Ⅲ)
回答のみ(30点)
・不定積分、定積分(数学Ⅲ)
回答のみ(30点)
・定積分(数学Ⅲ)、二項定理(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
4・面積、領域と最大・最小(数学Ⅱ、Ⅲ)
過程の記述あり(40点)
・面積、不等式の証明(数学Ⅱ)
過程の記述あり(40点)
・加法定理とその応用、最大値・最小値(数学Ⅱ、Ⅲ)
過程の記述あり(40点)

数学Ⅲの微分積分、数学Aの確率の問題は頻出です。
微分積分は基礎の理解にプラスして演習量で差がつきますので、基本的な解法を理解してから十分な演習量を積んでいきましょう。

●対策
基本的な解法を「チャート式」などの網羅的な問題集を使って理解したあとは問題演習を積んでいきましょう。
標準的な問題が多いですが、そのぶん、確実に回答する必要があるので、途中の計算をミスするなどのケアレスミスはあまり許されません。
最大でも1題あたり20分前後しか時間をかけることができないので、素早く解答順序を思いつき、正確で素早い計算が必要です。
中でも回答のみを記述する問題では、途中式があっていても回答が違えば不正解となるので注意が必要です。
数学が得意だという意識があると、計算をせずに分かった気になることが多いので、必ず記述しながら回答する練習を積んでいきましょう。

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