学習院大学 経済学部・コア試験の数学対策

本記事では学習院大学経済学部・コア試験の数学対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

経済学部・コア試験の数学の試験時間は60分で、配点は120点満点です。

目標得点率は70%以上に設定して対策していきましょう。

経済学部の入試情報

年度学科募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
2025経済コア試験1302,7122,6335534.8
経済プラス試験20267252465.5
経営コア試験1302,1262,0824205.0
経営プラス試験15261242455.4
2024経済コア試験1302,4102,3216323.7
経済プラス試験20344322546.0
経営コア試験1302,0421,9894334.6
経営プラス試験15232218445.0
2023経済コア試験1302.1272,0765873.5
経済プラス試験20279258515.1
経営コア試験1302,0001,9594364.5
経営プラス試験15209202405.1

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
各大問の年度別の内容は下記の通りです。

2025年度2024年度
1・面積(数学Ⅱ)、指数・対数(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
・2次方程式のいろいろな問題(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
2・確立の基本性質(数学A)
過程の記述あり(30点)
・確立の基本性質、データの整理と代表値(数学Ⅰ、A)
過程の記述あり(30点)
3・点の座標、直線の方程式(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
・常用対数、除法の性質と整数の分類(数学A、Ⅱ)
回答のみ(30点)
4・関数の最大・最小、異なる実数解(数学Ⅱ)
過程の記述あり(30点)
・微積分の融合(数学Ⅱ)
過程の記述あり(30点)
2023年度2022年度2021年度
1・指数・対数方程式(数学Ⅱ)、二項定理(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
・面積、2次関数のグラフ(数学Ⅰ、Ⅱ)
回答のみ(30点)
・定積分(数学Ⅱ)、等比数列、指数・対数不等式(数学Ⅱ、B)
回答のみ(30点)
2・高次方程式(数学Ⅱ)
過程の記述あり(30点)
・確立の基本性質(数学A)
過程の記述あり(30点)
・領域と最大・最小(数学Ⅱ)
過程の記述あり(30点)
3・点の座標、直線の方程式(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
・微分法の方程式への応用、関数の増減・極値(数学Ⅱ)
回答のみ(30点)
・確立の基本性質(数学A)
回答のみ(30点)
4・独立・反復試行の確率、条件付き確率(数学A)
過程の記述あり(30点)
・1次関数とグラフ、2次方程式・2次不等式(数学Ⅰ)
過程の記述あり(30点)
・微積分の融合(数学Ⅱ)
過程の記述あり(30点)

毎年、確率と微積分は必ず出題されています。
問題は標準的ですが、回答のみを答える問題では過程が合っていても答えが違うと不正解になってしまうので、計算などケアレスミスをしないようにしましょう。

●対策

単元をまたいだ複合的な問題の出題はほとんどなく、1つの単元から出題されます。
まずは基本的な解法パターンを瞬時に引き出せるようにして、応用問題を解いていきましょう。
最後は過去問演習をして記述での解答力を身につけていきます。
答えのみを記述する問題は部分点を狙うことができないので、途中の計算でミスをしないように計算練習も抜かりなくやってください。
解法だけ思いついたら解かないというタイプの受験生もいるので、面倒くさがらずに最初から最後まで解いていきましょう。
確率の基本性質は場合の数の問題がスムーズに解けるのかを確認しましょう。
スムーズにできなかったり、中学のときに確率の問題に苦手意識のあった人は中学レベルまで遡っても構いません。
どこで引っかかったかを意識しないと、ずっと解決しないまま時間だけが過ぎていくこともあります。

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