学習院大学 文学部・コア試験の政治経済対策

本記事では学習院大学 文学部コア試験の政治経済対策について記載しています。
文学部・コア試験の政治経済の試験時間は60分で、配点は100点満点です。
目標得点率は75%以上に設定して対策していきましょう。
文学部の入試情報
入学者選抜ガイドをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2025年度
Ⅰ | 権利の歴史 | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 選挙に関する文章 | 8問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 開発途上国に関する文章 | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 企業経営の歴史 | 12問(選択と記述) 25点 |
・2024年度
Ⅰ | 少年法 | 12問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 日米の安全保障 | 8問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 『中小企業白書 小規模企業白書 2023年版』の一部 | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 『世界経済 大いなる収斂』リチャード・ボールドウィン著の引用、要約した文章 | 9問(選択と記述) 25点 |
・2023年度
Ⅰ | 『教養としての中東政治』今井宏平の一節 | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 日本における1950年代半ば〜60年代で生じた欠陥製品による事故 | 11問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 明治、大正、昭和、平成の経済 | 11問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 女性の社会参加に関する会話 | 10問(選択と記述) 25点 |
大問1、2が政治分野、大問3、4が経済分野からの出題です。
空所補充問題、一問一答形式の問題、適切または不適切な文を選ぶ問題などが出題されます。
●問題別の分析
・選択問題
用語や適切または不適切な文章を選ぶ問題が出題されます。
例として2022年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部⑤に関連して、ある政党は、2012年に「日本国憲法改正草案」を発表し、第9条の2として「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する」という規定を設けることを提案した。この草案を発表した政党として正しいものを、次のa~dのうちから1つ選び、その記号を解答欄にマークしなさい。
a. 日本共産党
b. 新進党
c. 自由民主党
d. 立憲民主党
正解はcの「自由民主党」です。
新進党は1994〜1997年の政党なので2012年には存在していません。
また、選択肢の中で改憲を唱えているのは自由民主党のみです。
以上のように教科書や参考書に記載のある知識だけでなく、時事的なことにも注目しておきましょう。
・記述問題
空所に入る語句を記述する問題です。
算用数字、漢字◯文字、カタカタ◯文字などの指定や空所の前後などをヒントにして回答していきましょう。
選択問題などと同じように理解が伴った暗記でないと意味がありません。ある用語をなんとなくで覚えていては回答できない問題なので、一問一答などを使って確実に答えられるようにしましょう。
GMARCH対策のまとめはこちら!↓