学習院大学 国際社会学部・コア試験の政治経済対策

本記事では学習院大学 国際社会学部コア試験(経済学部プラス試験)の政治経済対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

国際社会学部・コア試験の政治経済の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。

国際社会学部の入試情報

入学者選抜ガイドをご参照ください

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別で大問の内容を確認しましょう。

・2024年度

職業選択の自由5問記述、4問マーク
25点
国際社会における核兵器などの軍備縮小、軍備管理4問記述、7問マーク
25点
コメ政策について6問記述、6問マーク
25点
大企業の役割6問記述、7問マーク
25点

・2023年度

第二次世界大戦~現在の国際秩序4問記述、7問マーク
25点
日本国民や日本国内にいる外国人の人権4問記述、4問マーク
25点
南半球と北半球の経済格差3問記述、6問マーク
25点
安倍元首相の功績5問記述、5問マーク
25点

・2022年度

法の下の平等2問記述、5問マーク
25点
IMFとGATT4問記述、6問マーク
25点
日本の少子高齢化4問記述、6問マーク
25点
日本の戦後経済の復興と鈍化4問記述、5問マーク
25点

記述式とマーク式にわかれており、資料を用いて解答する問題なども含まれます。
各25点満点で、政治分野と経済分野は半分ずつにわかれています。

●問題別の分析

・記述式の問題
主に文中にあてはまる語句を記述する問題です。
文章の前後を見てあてはまる語句を確定しましょう。
漢字で○字、カタカナで○字などのヒントもあるので活用してください。
日本国憲法の条文なども穴埋めで出題されるので、主な条文はそのまま覚えておきましょう。
その他にも条約に未加盟の国を答える問題や計算して数値を答える問題などもあるので、過去問演習をして形式に慣れておきましょう。

・マーク式の問題
適切な文や不適切な文、組み合わせ、文中の空所補充などが出題されます。
一問一答的な知識ではなく、その用語の内容を理解する必要があります。

例題として2021年度に実際に出題された問題を見てみましょう。

下線部④に関連して、新しい交換比率が設定されたことにより、米ドルの金に対する価値、そして円の米ドルに対する価値はそれぞれどのように変化したか。以下のa~dのうちから最も適切なものを1つ選び、その記号を解答欄にマークしなさい。
*スミソニアン協定締結後の話です。

a 米ドルは金に対して切り上がり、円は米ドルに対して切り上がった。
b 米ドルは金に対して切り上がり、円は米ドルに対して切り下がった。
c 米ドルは金に対して切り下がり、円は米ドルに対して切り上がった。
d 米ドルは金に対して切り下がり、円は米ドルに対して切り下がった。

解答はcです。
固定相場制を維持するために実施したことを正確に覚えておく必要があります。
このようにスミソニアン協定という用語だけ何となくおさえても意味がないような出題をされます。

・グラフなどを使用した問題
2024年度では各国の食糧自給率のグラフから国名を特定して解答する問題が出題されました。
こういった問題は資料集などに載っているグラフなどの資料を参照しながら勉強しているかが問われます。
文章や用語の丸暗記ではなく、グラフなどの資料を参照しながら勉強していきましょう。

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