横浜国立大学(前期日程)の英語対策
本記事では横浜国立大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
試験時間は90分で、配点は下記の表を参照してください。
学部 | 配点 |
経営学部(選択式) | 450点 |
経済学部 | 400点 |
理工学部、都市科学部(建築学科・都市基盤学科・都市リスク共生学科) | 300点 |
目標得点率は70%程度に設定して勉強していきましょう。
横浜国立大学の入試情報
横浜国立大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2024年度 | |
Ⅰ | ・長文読解 1. 内容に関する問題(日本語で説明) 2. 傍線部に最も近い意味の語句 3. 内容に関する問題(日本語で説明) |
Ⅱ | ・長文読解 1. 下線部の内容を日本語で説明する 2. 下線部の内容を日本語で説明する 3. 内容一致 |
Ⅲ | ・会話問題 空所補充問題×6 |
Ⅳ | ・自由英作文 メールの返信文を75~100語で記述する |
2023年度 | 2022年度 | 2020年度 | |
Ⅰ | ・長文読解 1. 絵を選び不足部分を記入する 2. 下線部の内容を日本語で記述する 3. 空所補充問題×3 | ・長文読解 1. 下線部に関する問題(日本語で説明) 2. 内容に関する問題(日本語で説明) 3. 空所補充問題 | ・長文読解 1. 下線部の内容を日本語で説明 2. 内容に関する問題(日本語で説明) 3. 内容一致 |
Ⅱ | ・長文読解 1. 下線部について説明する(日本語で説明) 2. 空所補充問題 3. 内容に関する問題(日本語で説明) | ・長文読解 1. 下線部の理由を日本語で説明 2. 内容に関する問題(日本語で説明) 3. 内容一致 | ・長文読解 1. 下線部について日本語で要約 2. 下線部について日本語で説明 |
Ⅲ | ・会話問題 空所補充問題×6 | ・会話問題 空所補充問題×6 | ・会話問題 空所補充問題×6 |
Ⅳ | ・自由英作文 メールの返信文を75~100語で記述する | ・自由英作文 メールの返信文を75~100語で記述する | ・自由英作文 メールの返信文を75~100語で記述する |
2021年度はコロナ禍により共通テストの点数のみで合否判定が行われたため英語の個別試験は実施していません。
2020年度から2024年度まで変わらず長文読解が2題、会話問題、自由英作文という構成です。
90分ということで大問1つあたり20分程度かけられますが、会話問題はすぐに答えられるので長文読解や自由英作文に多くの時間がかけられるように過去問で調整していきましょう。
●問題別の対策
・長文読解
長文読解は2題出題され、それぞれ段落の内容や下線部の内容を日本語で説明したり、空所に入る語句や文を選ぶ問題などが出題されます。
設問はすべて英語なので読み間違えないように気をつけてください。
日本語で説明する問題は文章がもっとも伝えたいことから出題されます。
もっとも伝えたいことを把握するためには文章を正しく読解する必要がありますが、まずは単語、熟語、文法、語法を早い段階(高校2年生のうちが理想)で覚えてしまい、英文解釈(英文を和訳することで構造を把握する勉強)をやり、英文を理解できるようにしていきましょう。
その後は英文を多く読みながらわからない単語や英語表現を覚えながら音読をして読んで理解するスピードをあげていきましょう。
読むスピードをあげるだけだとあまり意味がありません。読むスピードよりも解くスピードをあげないと時間がかかってしまいます。
最後に過去問演習をして解答力をつけていきましょう。
自分が理解したことを言語化するには練習が必要です。
・会話問題
会話文の中にある空所に適切な語句を入れる問題です。
選択肢はそれぞれ5つあるので、まずはある程度何が入りそうか予測して選択肢にあたっていきましょう。
意味が似通っていたり、中途半端に覚えていると迷ってしまう選択肢もあるので単語は確実に覚えていきましょう。
・自由英作文
メール文があり、その内容に対する返信を75~100語で書いていく問題です。
メール文には相手からの質問があり、どういう風に答えて欲しいのか(理由は○個など)を指定している場合もあります。
提案をして、それをサポートする文を書いていくと解答ができあがります。
文法的、単語的な間違えを最小限におさえてわかりやすい文を書けるように練習を重ねていきましょう。