法政大学 経済(現代ビジネス・国際経済)、社会(メディア社会・社会政策科)、現代福祉学部の世界史対策
本記事では法政大学 経済・社会・現代福祉学部の世界史対策について記載しています。
2月9日に実施される経済学部A方式Ⅰ日程(国際経済・現代ビジネス学科)、社会学部A方式Ⅰ日程(社会政策科・メディア社会学科)、現代福祉学部A方式の世界史です。
世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
経済(現代ビジネス・国際経済)、社会(メディア社会・社会政策科)、現代福祉学部の入試情報(A方式)
法政大学の公式サイトを参照してください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2024年度
Ⅰ | 古代インド史における身分秩序と宗教 | 23問(選択と記述) |
Ⅱ | イギリス産業社会の背景と工業化の変遷 | 20問(選択と記述) |
Ⅲ | 20世紀のアメリカ合衆国の社会と戦争 | 21問(選択) |
・2023年度
Ⅰ | 朝鮮における仏教と国家の関係史 | 24問(選択と記述) |
Ⅱ | 黒人奴隷と近代のアメリカ合衆国 | 24問(選択) |
Ⅲ | 近代東南アジアの歴史 | 21問(選択と記述) |
・2022年度
Ⅰ | 古代ギリシア世界の歴史 | 24問(選択) |
Ⅱ | オスマン帝国の歴史 | 24問(選択と記述) |
Ⅲ | 近代世界における中国系移民 | 19問(選択) |
・2021年度
Ⅰ | アフガニスタンをめぐる歴史 | 24問(選択と記述) |
Ⅱ | 大戦間期ヨーロッパの政治動向 | 19問(選択) |
Ⅲ | 第二次世界大戦後の第三勢力形成 | 22問(選択) |
さまざまな時代、地域に関連する歴史をテーマに出題されます。
2022年度まで選択問題が主でしたが、2023年度から記述問題が増えています。
●問題別の分析
・空所補充問題、一問一答問題
文章中の空所に入る語句を選択肢から選ぶ問題です。
文章の前後を確認して該当しているものを選んでいきましょう。
語句は意味もなく覚えないで、出来事なら内容と結果、人物ならやったことなどを合わせて頭に入れていきましょう。
記述問題も出題されます。
一問一答問題は問題文に該当する語句を書く問題です。
空所補充問題と同じようにある語句の内容を正確に覚えておきましょう。
・文の正誤問題
文の正誤問題下線部について正しいことや誤っていることを選ぶ問題です。
実際に2019年度に出題された問題を見てみましょう。
下線部(2)に関して、次のア~エのうち、孔子に関わることの説明として誤っているものをひとつ選び、その記号を解答欄にマークせよ。
ア 孔子は「修身・斉家・治国・平天下」の道を説いて徳治主義を主張した。
イ 孟子は孔子の説を継承・発展させ、性善説をとなえ、王道政治を理想とした。
ウ 荀子は孔子の仁を差別的として批判し、無差別の愛を説いた。
エ 『論語』は孔子の死後、弟子が編集したものである。
解答はウです。
ウの説明は荀子ではなく墨子のものです。
孔子、荀子、孟子などの人物名だけでなく、彼らが主張したことも合わせて覚えておく必要があります。