法政大学 経済(現代ビジネス・国際経済)、社会(メディア社会・社会政策科)、現代福祉学部の日本史対策
本記事では法政大学 経済・社会・現代福祉学部の日本史対策について記載しています。
2月9日に実施される経済学部A方式Ⅰ日程(国際経済・現代ビジネス学科)、社会学部A方式Ⅰ日程(社会政策科・メディア社会学科)、現代福祉学部A方式の日本史です。
日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
経済(現代ビジネス・国際経済)、社会(メディア社会・社会政策科)、現代福祉学部の入試情報(A方式)
法政大学の公式サイトを参照してください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2024年度
Ⅰ | 鎌倉幕府の滅亡と建武の新政 | 19問(選択) |
Ⅱ | 江戸時代における産業の発展 | 23問(選択) |
Ⅲ | 近現代の政治・外交・文化 | 16問(選択) |
・2023年度
Ⅰ | 治承・寿永の乱と執権政治 | 17問(選択) |
Ⅱ | 南蛮貿易と江戸時代の学問 | 26問(選択) |
Ⅲ | 明治・大正時代の文化 | 23問(選択) |
・2022年度
Ⅰ | 古代の土地と税制 | 26問(選択) |
Ⅱ | 中世~近代の武士と社会 | 18問(選択) |
Ⅲ | 明治・大正時代の社会運動 | 25問(選択) |
・2021年度
Ⅰ | 貨幣と産業 | 26問(選択) |
Ⅱ | 幕藩体制の成立と展開 | 19問(選択) |
Ⅲ | 明治・大正時代の文化 | 20問(選択) |
古代~近現代まで幅広く出題される傾向にあります。
特に第二次世界大戦までを重点的に学習していきましょう。
問題数は60問前後と多く、60分という試験時間を考えると1問あたり1分もかけられないことになります。
●問題別の分析
・空所補充問題
文章中の空所に入る語句を選択肢から選ぶ問題です。
文章の前後を確認して該当しているものを選んでいきましょう。
語句は意味もなく覚えないで、出来事なら内容と結果、人物ならやったことなどを合わせて頭に入れていきましょう。
・文の正誤問題
下線部について正しいことや誤っていることを選ぶ問題です。
実際に2019年度に出題された問題を見てみましょう。
下線部(b)の説明として誤っているものを、以下のア~エからすべて選び、その記号を解答欄にマークせよ。すべて正しい場合には、オをマークせよ。
ア 健児は、国府の整備や国内の治安維持にあたった。
イ 健児は、徳政相論が裁定されて蝦夷との戦争および都の造営の停止が決められたあとに組織された。
ウ 健児は、一般民衆から徴発する兵士の質が低下したことを受けて組織された。
エ 健児には弓馬にたくみな者が採用された。
正解はイです。
健児の制は792年で、徳政相論は805年です。
健児に関する確実な知識が求められており、健児という語句だけ覚えていると解けない問題です。
ある語句について関連する確実なことを覚えておきましょう。
・年代の整序問題
ある出来事の年代を並べ替える問題が出題されます。
年号が明確にある出来事なら年号を覚えていれば解くことができますが、出来事の流れを覚えていないと解けない問題も出題されるので、年号だけでなくて物事の因果関係もあわせて理解し、覚えておきましょう。