静岡大学(前期日程)の英語対策

本記事では静岡大学(前期日程)の英語対策について記載しています。

静岡大学では人文社会科学部、教育学部、情報学部、工学部で英語の試験が出題されます。

英語の試験時間は80分(情報学部情報学科のみ100分)で、配点は下記の通りです。

学部学科配点
情報学部(情報学科)250点
人文社会科学部(言語文化学科・法学科・経済学科)、工学部、情報学部(行動情報学科・情報社会学科)、グローバル共創学部200点
教育学部150点
人文社会科学部(社会学科)100点

目標得点率は65~75%以上に設定して勉強していきましょう。

静岡大学の入試情報

静岡大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つ(情報学部情報学科は6つ)です。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
1・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工30%、情報学科24%)
1. 下線部は何を述べているか
2. 内容に関する問題
3. 内容に関する問題
4. 下線部の意味
5. 内容に関する問題
6. 内容に関する問題
2・文法、語法、熟語問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
正誤問題×5
3・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
1. 下線部に関する問題
2. 内容に関する問題
3. 内容に関する問題
4. 内容不一致
5. 下線部が指していること
4・会話問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
選択問題×5
5・自由英作文(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
120語程度の自由英作文
6・英文と図の読解(情報学科20%)
1. 問題を解くために必要な情報を記述する
2. 点の位置が正確に特定できるように示す
3. 本文中の文の解を導出する
2023年度2022年度2021年度
1・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工30%、情報学科24%)
1. 下線部に関する問題
2. 下線部が言及していること
3. 下線部に関する問題
4. 下線部の意味
5. 内容に関する問題
6. 下線部に関する問題
・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
1. 内容に関する問題
2. 下線部に関する問題
3. 内容に関する問題
4. 内容に関する問題
5. 内容に関する問題
・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工30%、情報学科24%)
1. 下線部の日本語訳
2. 下線部に関する問題
3. 下線部に関する空所補充問題
4. 下線部に関する問題(日本語で解答)
5. 内容に関する問題(英語で解答)
6. T/F問題
2・文法、語法、熟語問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
正誤問題×5
・文法、語法、熟語問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
正誤問題×5
・文法、語法、熟語問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
正誤問題×5
3・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
1. 下線部は何か
2. 内容に関する問題
3. 内容に関する問題
4. 下線部に関する問題
5. 内容一致
6. 下線部に関する問題
・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工30%、情報学科24%)
1. 下線部が言及していること
2. 下線部に関する問題
3. 下線部に関する問題
4. 下線部は何か
5. 内容に関する問題
6. 内容に関する問題
・長文読解(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
1. T/F問題
2. 内容に関する問題(英語で解答)
3. 下線部の日本語訳
4. デザインの選択
5. 下線部に関する問題(日本語で解答)
4・会話問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
選択問題×5
・会話問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
選択問題×5
・会話問題(人文、教育、情報、グロ、工10%、情報学科8%)
選択問題×5
5・自由英作文(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
120語程度の自由英作文
・自由英作文(人文、教育、情報、グロ、工25%、情報学科20%)
120語程度の自由英作文
・自由英作文(人文、教育、情報、グロ、工25%)
120語程度の自由英作文
・対話問題(工、情報学科20%)
1. 内容一致
2. 不適切なものを選ぶ
3. T/F問題
6・英文読解(情報学科20%)
英文から得られる情報を整理したものを記述する
・英文読解(情報学科20%)
英文から得られる情報を整理したものを日本語で論理的に説明する
・自由英作文(情報学科20%)
120語程度の自由英作文

長文読解が2題、文法、語法、熟語問題が1題、自由英作文が1題で情報学科のみ大問6に英文の読解があります。
2021年度は大問5に工学部、情報学部情報学科は対話問題が出題されていましたが、2022年度以降は人文社会科学部、教育学部、情報学部、グローバル共創学部、工学部は共通して自由英作文、大問6に情報学部情報学科のみ英文の読解という配置に変わっています。

●長文読解
長文読解は2題出題され、設問として内容や下線部に関する記述問題、選択問題などが出題されます。
語数はそれぞれ800語程度です。
英文のレベルは標準的です。
まずは『ターゲット1900』などの標準的な単語集や『Vintage』などの網羅的な問題集をやり、その後に英文解釈、英文読解の練習を積んでいけば対策できます。
記述問題は何を問われているのかを把握し、該当部分を適切に見つける必要があります。
マーク式の問題を解くときも「なぜこれが答えなのか」を言えるようになるまで考え抜く時間を設けましょう。

●正誤問題
文の中にある文法、語法、熟語的に間違っている部分を指摘し、修正する問題です。
例えば、I’ve ever been to Hawaii but would like to go sometime.という文があります。
この中で誤っているのは”ever”の部分です。(「ハワイに行ったことがあるけど、いつか行きたいと思っている」という矛盾した文になっています)
この”ever”を”never”に修正します。
修正をする必要があるため、偶然あっているということは起きにくい形式です。
文法事項などを単純暗記するのではなく、理解するようにしましょう。

●会話問題
会話文中にある3択の選択肢から流れ上、適切な表現を選ぶ問題です。
難易度はあまり高くないので、ここはできれば全問正解を狙っていきたいです。
空所のある部分の前後関係を把握すれば簡単に選べます。

●自由英作文
あるテーマに沿って120語程度で英作文をする問題です。
過去の出題は下記の通りです。

年度問題(実際は英語で出題されます)
2024昨今、より多くの人にとって、最も重要な社会共同体は面と向かった身体的な環境よりオンラインである。世界のこの変化について良い点と悪い点は何だと思うか。
2023今から10年後の自分の人生を想像し、描写しなさい。
2022私たちは全員、自身の人生から学びを得る経験を多くする。
あなたの最も面白い学びの経験は何だったか。
2021コロナウイルスはあなたの生活をどのように変えたか。
あなたの考え方や時間の過ごし方にどのような影響があったのか。

まずは自分の意見を表明し、本論の部分でその意見の理由や具体例などで肉付けしていきましょう。最後に結論を書いて締めます。
120語と意外とボリュームのある英作文をする必要があるので、時間配分に気をつけましょう。
自分がよく知っている文法や語彙を使うようにして、論理性に気を配ってください。

●英文読解(情報学部情報学科のみ)
与えられた問題の情報を整理し、日本語で論理的に解答までの過程を書いたり、数的処理をする問題です。
読み取った情報を書き出して、箇条書きのような形で論理的に整理していき、そこから設問に答えていきましょう。

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