金沢大学（前期日程）の英語対策

本記事では金沢大学（前期日程）の英語対策について記載しています。

英語の試験時間は90分で、配点は下記の通りです。

・融合学域

	先導学類	観光デザイン学類	スマート創成学類
文系	400点	400点	250点もしくは200点
理系	200点	200点	200点

・人間社会学域

人文学類	法学類	経済学類	学校教育学類	地域創造学類	国際学類
300点	300点	300点	200点	200点	500点

・理工学域

数物科学類	物質化学類	機械工学類/フロンティア工学類/電子情報通信学類	地球社会基盤学類	生命理工学類
270点	450点	400点	450点	450点

・医薬保健学域

医学類	薬学類	医薬科学類	保健学類（看護学専攻）	保険学類（診療放射線技術学専攻）	保健学類（検査技術科学専攻）	保健学類（理学療法学専攻/作業療法学専攻）
300点	300点	300点	500点	300点	400点	500点

・一括入試

文系一括	理系一括
200点	×

金沢大学の入試情報

金沢大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

	2024年度
Ⅰ	・長文読解 1. 下線部の意味に最も近いもの×4 2. 英問英答×4 3. 文章の内容に関する英作文（30～40語）
Ⅱ	・長文読解 1. T/F問題×5 2. 英問英答×4 3. 文章の内容に関する英作文（20～30語）
Ⅲ	・自由英作文 80語以上の自由英作文

	2023年度	2022年度	2021年度
Ⅰ	・長文読解 1. 空所補充問題×8 2. 空所補充問題×2 3. 文章の内容に関する英作文	・長文読解 1. 英問英答×4 2. 下線部の意味に最も近いもの×4 3. 文章の内容に関する英作文（25～35語）	・長文読解 1. 英問英答×4 2. 下線部の意味に最も近いもの×4 3. 文章の内容に関する英作文（25～35語）
Ⅱ	・長文読解 1. 下線部の意味に最も近いもの×4 2. 英問英答×4 3. 文章の内容に関する英作文（20～30語）	・長文読解 1. 英問英答×4 2. T/F問題×5 3. 文章の内容に関する英作文（25～35語）	・長文読解 1. 英問英答×4 2. T/F問題×5 3. 文章の内容に関する英作文（25～35語）
Ⅲ	・自由英作文 90語以上の自由英作文	・自由英作文 80語以上の自由英作文	・自由英作文 80～120語の自由英作文

長文読解が2題、自由英作文が1題という構成です。
2023年度からT/F問題はなくなり、英文の続きにある空所に入る文を選ぶ問題や内容一致問題が出題されています。
文章の内容に関する英作文、英問英答、下線部の意味に最も近いものを選ぶ問題は変化がありません。

●長文読解
空所補充問題、英問英答、下線部の意味に最も近いものを選ぶ問題、内容に関する英作文などが出題されます。
文の真偽を判定するT/F問題は2023年度には出題されていませんが、2024年度には出題されました。
空所補充問題は文の途中にある空所部分に入る文を選択する問題です。
すべて文の内容に関する問題で、本文をどれだけ理解しているかが問われます。

英問英答は文章の内容に関する質問が4つあるので、それぞれ英語で回答する問題です。
まずは何を聞かれているのか正確に理解し、その該当部分を見つけるようにしましょう。
該当部分を見つけたら自然な英語で表現していきます。そのままの形で抜き出すことは避けましょう。

下線部の意味に最も近いものを選ぶ問題は下線が引かれている語句の文中での意味を選ぶ問題です。
語彙力を確かめるというよりは文章中で語句がどのような方向で使用されているかを確認する問題です。
まずは頭の中で意味を思い浮かべて選択していきましょう。

内容に関する英作文は文章中の内容に関する設問があり、それを指定後数内で回答する問題です。
問われていることの理解、それに基づいて自分の意見を指定語数内で構成する能力が求められます。

●自由英作文
テーマに沿って指定後数で英作文をしていきます。
過去の出題は下記の通りです。（実際は英語で出題されます）

年度	問題
2024	社会における平等と多様性の認識を促進することは、どれほど重要だと思うか。
2023	ギャップイヤーについての意見を述べる
2022	食糧自給率が低い国が抱えうる問題を2つ説明する
2021	イラストを見て指定されたポイントを考慮しながら意見を述べる

自分の意見→本論→結論というテンプレートに沿った英作文を書いていきましょう。
曖昧な表現はなるべく使わず確実に用法をわかっている文法や英語表現を使って論理展開を意識しながら書いてください。