法政大学 経済(現代ビジネス・国際経済)、社会(メディア社会・社会政策科)、現代福祉学部の国語対策
本記事では法政大学 経済・社会・現代福祉学部の国語対策について記載しています。
2月9日に実施される経済学部A方式Ⅰ日程(国際経済・現代ビジネス学科)、社会学部A方式Ⅰ日程(社会政策科・メディア社会学科)、現代福祉学部A方式の国語です。
国語の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
法政大学 経済・社会・現代福祉学部の情報(A方式)
法政大学の公式サイトを参照してください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2024年度 | |
一 | ・現代文 出典:『科学哲学への招待』野家啓一 1. 空所補充問題 2. 空所補充問題×5 3. 傍線部の説明 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部の説明 |
二 | ・現代文 出典:『キャラ化する/される子どもたち』土井隆義 1. 漢字問題×4 2. 傍線部の説明として不適切なもの 3. 傍線部に関する問題 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部の説明 |
三 | ・現代文 出典:『美学への招待』佐々木健一 1. 空所補充問題 2. 傍線部の説明 3. 傍線部の理由 4. 空所補充問題 5. 傍線部の意味 6. 内容合致(2つ) |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
一 | ・現代文 出典:『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』吉見俊哉 1. 空所補充問題×4 2. 傍線部に関する問題 3. 傍線部に関する問題 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部に関する問題 6. 傍線部に関する問題 | ・現代文 出典:『人は語り続けるとき、考えていないー対話と思考の哲学』河野哲也 1. 漢字問題×5 2. 空所補充問題×5 3. 傍線部に関する問題 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部について適切でないもの 6. 傍線部に関する問題 7. 内容に一致しないもの(2つ) | ・現代文 出典:『生命と場所ー創造する生命の原理』清水博 1. 漢字問題×5(2つ) 2. 空所補充問題×3 3. 空所補充問題×3 4. 空所補充問題 5. 傍線部に関する問題 6. 空所補充問題 7. 内容一致(2つ) |
二 | ・現代文 出典:「人間の生涯ということ」上田閑照 1. 漢字問題×5 2. 空所補充問題×4 3. 傍線部の意味 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部に関する問題 6. 傍線部に関する問題 7. 内容一致(2つ) | ・現代文 出典:「能の彫刻表」高村光太郎 1. 空所補充問題×4 2. 傍線部に関する問題(すべて) 3. 傍線部の説明 4. 空所補充問題 5. 傍線部の説明 6. 内容一致(3つ) 7. 文学史 | ・現代文 出典:『「日本らしさ」の再発見』濱口惠俊 1. 漢字問題×3 2. 空所補充問題×4 3. 傍線部の意味 4. 傍線部の理由 5. 傍線部に関する問題 6. 傍線部の意味 7. 内容一致 |
三 | ・現代文 出典:『贈与の歴史学』桜井英治 1. 傍線部の理由 2. 傍線部の意味 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の理由 5. 傍線部の説明 6. 内容一致(2つ) | ・現代文 出典:「科学リテラシーと人間の科学」内田亮子 1. 漢字問題×5 2. 傍線部に関する問題 3. 傍線部についてあてはまらないもの 4. 空所補充問題 5. 空所補充問題 6. 傍線部に関する問題 7. 内容一致(2つ) | ・現代文 出典:『日本人とリズム感ー「拍」をめぐる日本文化論』樋口桂子 1. 空所補充問題×5 2. 傍線部に関する問題 3. 傍線部に関する問題 4. 芭蕉の句でないもの 5. 傍線部に関する問題 6. 内容一致 |
現代文が3題出題されます。試験時間は60分なので1題あたり20分前後で解いていく必要があります。文章も長めなので過去問を使って時間配分を意識しながら解いていきましょう。
設問は漢字問題、傍線部に関する問題、空所補充問題、内容一致などが出題されています。
●問題別の分析
・漢字問題
傍線部のカタカナにふさわしい漢字を選ぶ問題です。
文脈によって同じ読み方でも違う漢字で表現できてしまうものに注意しましょう。例えば回顧と解雇などです。
『漢字マスター1800+』などの標準レベルの漢字問題集を1冊仕上げておけば対応できます。
・傍線部に関する問題
傍線部に関して、何を言おうとしているのかや理由、説明を選択する問題です。
現代文の問題を解くときは常に「筆者は何を言おうとしているのか」を言語化できるまで理解しながら読む習慣をつけておきましょう。
傍線部の内容を問う問題で答えを絞りきれない人は「何を言おうとしているのか」を考える習慣がなかったり、そもそも文章の内容が抽象的で理解できないというパターンが多いため、時間をけててでも内容を理解することにつとめてください。
・空所補充問題
文章中の空所に入る言葉を選択する問題です。
選択肢は接続詞、用語、文です。
空所の前後の論理的理解を問われているので、ここでも選択肢を選んだら、なぜその選択肢にしたのかを論理的に説明できるまで考え抜く習慣をつけてから制限時間内に解く練習をしましょう。