法政大学  文(哲・日本文・史)、経営(経営)、人間環境学部、GISの日本史対策

本記事では法政大学 文(哲・日本文・史)、経営(経営)、人間環境学部、GISの日本史対策について記載しています。

上記学部の試験は2月7日に実施されます

日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率はグローバル教養学部以外は70%以上、グローバル教養学部は80%以上に設定して勉強しましょう。

文(哲・日本文・史)、経営(経営)、人間環境学部、GISの入試情報(A方式)

法政大学の公式サイトを参照してください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

短歌・今様13問(選択)
鎌倉後期・室町時代の都市・農村18問(選択)
徳川家光の治世12問(選択)
名古屋城の歴史9問(選択、記述説明)

・2023年度

律令における民衆支配15問(選択)
平安・室町時代の文化・政治・経済5問(選択、記述説明)
近世の史料問題12問(選択、記述)
森鴎外の生涯12問(選択)

・2022年度

奈良・平安時代の藤原氏6問(選択、記述説明)
中世・近世の史料問題12問(選択)
織田信長・豊臣秀吉の時代17問(選択、記述)
近代の政治・外交12問(選択)

・2021年度

奈良・平安時代の政治史・文化史12問(選択)
戦国大名による支配と自由都市13問(選択)
享保の改革・田沼時代・寛政の改革13問(選択)
近現代の公文所12問(選択)

2021年度は選択問題のみでしたが、2022年度から選択問題、記述問題、記述説明問題が出題されるようになっています。
設問は空所補充問題、文の正誤判定問題、正誤問題、史料問題、年代整序問題、記述説明問題などが出題されます。
記述説明問題は80字以内で歴史的な出来事の理由などを書く問題です。

●問題別の分析
・空所補充問題
史料や文章中の空所に入る語句を選ぶ問題です。
史料中の空所補充問題は神皇正統記などの文章ベースの史料や系譜などの図をもとにした史料などの空所に入る語句を選ぶ問題です。
2023年度は戸籍、養老令、新猿楽記、庭訓往来、小倉日記など、2022年度は系譜、大鏡、読史余論、愚管抄、神皇正統記など、2021年度は神皇正統記、将門記から出題されています。
戸籍や養老令は数字を選ぶ問題が出題され、農民の負担を正確に覚えておく必要があります。
東進の『日本史史料問題一問一答【完全版】』などを使って対策していきましょう。

文章中の空所補充問題は文章の中にある空所に入る語句を選んだり記述する問題です。
2022年度には戦の場所や戦国大名がそれぞれどこを統治していたかを正確に覚えていないと答えられない問題が出題されています。
教科書や一問一答などを使って正確に覚えていきましょう。

・文の正誤判定問題
4つ並んでいる語句や文の正誤を判別する問題です。
実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部a(織田信長)が打ち出した政策として誤っているものを、以下のア~エのなかから一つ選び、その記号を解答欄にマークせよ。
ア 安土城下町に楽市令を出した。
イ 征服地から国絵図の提出を命じた。
ウ 自治的都市として繁栄していた堺を直轄地とした。
エ 商品流通を盛んにするための関所の撤廃を実施した。

正解はです。
国絵図は豊臣政権、江戸幕府が提出を命じた地図なので誤文です。
教科書の記述を正確に覚えている必要があります。はやめに通史を終わらせて反復できるようにしましょう。

・記述説明問題
あるテーマにそって80字以内で説明する問題です。
2022年度から出題され始めてます。
2024年度:版籍奉還について80字以内で説明する。
2023年度:史料A・Bにおいて全国の特産物が列挙されているがAでは受領、Bでは商人の項に記述しているのはなぜか説明する。
2022年度:藤原道長について『大鏡』と『読史余論』で藤原氏の繁栄の起点が異なっている理由を説明する。
語句を丸暗記するような学習ではまったく太刀打ちできない問題です。
教科書を読みながら、流れと歴史的な出来事の原因と結果、内容を正確に理解する必要があります。
直接的に知識を聞かれているわけではないので、史料などから知識を紐付けて思い出すようにしましょう。

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