立教大学 文学部の国語対策

2024年2月14日

本記事では立教大学 文学部の国語対策について記載しています。

文学部の国語の試験時間は75分で、配点は200点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

文学部の情報(2月11日)

・2023年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教295451222.3
英米文学803713521003.5
ドイツ文学45192180543.3
フランス文学45173163384.3
日本文学71322306843.6
文芸・思想57287268674.0
914354111253.3
教育63315305843.6

・2022年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教29109100185.6
英米文学804564341153.8
ドイツ文学45175166682.4
フランス文学45159152622.5
日本文学71295275803.4
文芸・思想57401376645.9
915074671164.0
教育63370350903.9

・2021年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教297976253.0
英米文学804764551423.2
ドイツ文学45159150433.5
フランス文学45145140473.0
日本文学71331314993.2
文芸・思想57309292704.2
916215871145.1
教育633853731043.6

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2024年度
・現代文(随筆)
出典:「案内者」寺田寅彦
A. 漢字問題×2(記述)
B. 下線部の読み(記述)
C. 空所補充問題
D. 波線部の意味×2
E. 傍線部のことわざの意味
F. 傍線部の意味
G. 傍線部の意味
H. 傍線部について(50字以内)
I. 傍線部の説明
J. 内容一致
・漢文
出典:『後漢書』
A. 傍線部の意味
B. 傍線部の解釈
C. 傍線部の解釈
D. 空所補充問題
E. 返り点と書き下し文
F. 内容一致
・古文
出典:『狭衣物語』
A. 傍線部の現代語訳
B. 傍線部の理由
C. 傍線部の現代語訳
D. 傍線部の現代語訳(記述)
E. 傍線部の解釈
F. 傍線部の解釈
G. 抜き出し問題
H. 傍線部の解釈
I. 傍線部の解釈
J. 傍線部の説明
K. 敬意の対象×3
L. 内容一致
2023年度2022年度2021年度
・現代文(小説)
出典:「台所の停戦」津村記久子
A. 漢字問題×2(記述)
B. 下線部の意味×3
C. 傍線部の説明
D. 空所補充問題
E. 傍線部の説明
F. 傍線部の内容
G. 傍線部の説明
H. 傍線部の説明
I. 傍線部の理由(40字以上50字以内)
J. 傍線部の説明
K. 内容一致
・現代文(随筆)
出典:「城」和辻哲郎
A. 空所補充問題(記述)
B. 漢字問題(記述)
C. 傍線部の意味×2
D. 空所補充問題
E. 傍線部の説明
F. 傍線部の説明
G. 傍線部の説明
H. 傍線部の説明(50字以内)
I. 内容一致
・現代文(随筆)
出典:「すがの」幸田文
A. 漢字問題×2(記述)
B. 傍線部の意味×3
C. 抜き出し問題(記述)
D. 傍線部の説明
E. 傍線部の意味
F. 傍線部の内容
G. 傍線部の理由(40字以上50字以内)
H. 傍線部の解釈
I. 傍線部の理由
J. 傍線部に関する問題
K. 傍線部の内容
・漢文
出典:『孟子』
A. 傍線部が指している人物
B. 傍線部の解釈
C. 傍線部の訓読
D. 傍線部の比喩の説明
E. 傍線部の意味
F. 傍線部の内容
・漢文
出典:「思旧」
A. 傍線部の読み方
B. 傍線部の内容に関する問題
C. 傍線部の書き下し文
D. 傍線部の意味
E. 空所補充問題
F. 内容一致
・漢文
出典:『王陽明全集』
A. 傍線部の意味
B. 傍線部の理由
C. 傍線部の解釈
D. 傍線部の解釈
E. 傍線部の訓読
F. 傍線部の内容
・古文
出典:『増鏡』
A. 傍線部の解釈
B. 傍線部の説明
C. 傍線部の解釈
D. 傍線部の解釈
E. 傍線部の解釈
F. 空所補充問題
G. 傍線部の現代語訳(記述)
H. 傍線部の説明
I. 傍線部の意味
J. 傍線部の説明
K. 傍線部の現代語訳
L. 文法問題×3
M. 内容一致
・古文
出典:『源氏物語』
A. 傍線部の解釈
B. 傍線部が指している人物
C. 傍線部の解釈
D. 傍線部の解釈
E. 傍線部の説明
F. 文法問題
G. 傍線部の解釈
H. 傍線部の解釈
I. 発言内容
J. 傍線部の現代語訳(記述)
K. 傍線部の説明
L. 文法問題
・古文
出典:『とはずがたり』
A. 傍線部の現代語訳
B. 傍線部の意味
C. 作者の心情
D. 傍線部の漢字(記述)
E. 傍線部の解釈
F. 敬意の対象
G. 傍線部の解釈
H. 傍線部の解釈
I. 傍線部の解釈
J. 傍線部の現代語訳(記述)
K. 文法問題
L. 内容一致

現代文は2021、2022年度は随筆からの出題でしたが、2023年度では小説が出題されました。
毎年、現代文では40字以上50字以内の記述説明問題が出題されます。
漢文は毎年多様な形式で出題され、2022年度は漢詩として出題されています。
古文は物語が多く出題されます。設問は傍線部の解釈、文法問題が中心です。
時間配分は現代文30分、古文30分、漢文15分で解いていくことをオススメします。

●問題別の分析
・漢字問題、意味を答える問題
漢字は『漢字マスター1800+』などの標準的な漢字問題集を1冊仕上げておけば対応できます。
傍線部の意味を答える問題はセンター試験で同じような問題が出題されているので演習として解いてみましょう。
普段から知らない表現に出くわしたら調べる習慣を身につけておきましょう

・現代文の内容に関する問題
随筆や小説など珍しい形式です。
センター試験や共通テスト、明治大学の情報コミュニケーション学部の問題などを利用して演習を積んでいきましょう。
「なぜこれが答えになるのか」を言語化する習慣を身につけておくとスムーズに解けます。

・漢文
基本句形や再読文字などの基本知識は瞬時にアウトプットできるように何度も反復しましょう。
口語訳や内容説明などが中心なので漢字や文脈から内容を推察できるように読解の練習も積んでおきましょう。

・古文
文法問題は必ず出題され、傍線部の解釈も要求されるので基本文法、敬語表現、語彙は何度も反復して瞬時にアウトプットできるようにしておきましょう。
古文常識も身につけ、頻出の物語文(『源氏物語』はよく出題されます)については大雑把に内容も把握しておくとスムーズに読める可能性があります。
選択肢や注釈など本文以外の情報も活用して内容把握に力を注いでください。