学習院大学(文学部)の日本史対策

本記事では学習院大学 文学部の日本史対策について記載しています。

文学部の日本史の試験時間は90分で、配点は100点です。

目標得点率は学科によってバラツキはありますが、おおむね70~85%あたりに設定して勉強していきましょう。特に史学科は歴史が得意な人が多いので高得点勝負になりがちです。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
大問は全部で5つです。各20点の配点があります。
年度別の各大問の内容は下記の通りです。
・2019年度
Ⅰ 法の歴史(20問マーク)
Ⅱ 近世(10問マーク)
Ⅲ 禅宗の歴史(10問記述)
Ⅳ 寺内正毅の生涯(10問記述)
Ⅴ 桓武天皇について(200~250字の論述)

・2020年度
Ⅰ 京都の歴史(20問マーク)
Ⅱ 情報網の歴史(10問マーク)
Ⅲ 遺跡の歴史(10問記述)
Ⅳ 江戸時代の書物の歴史(10問記述)
Ⅴ 日明貿易について(200~250字の論述)

・2021年度
Ⅰ 元号の歴史(20問マーク)
Ⅱ 日本・中国・朝鮮半島の関係史(10問マーク)
Ⅲ 江戸時代の諸外国との関係(10問マーク)
Ⅳ 文化史(10問記述)
Ⅴ 日中戦争について(200~250字の論述)

・2022年度
Ⅰ 神道の歴史(20問マーク)
Ⅱ 原始(10問マーク)
Ⅲ 大友氏の歴史(10問マーク)
Ⅳ 美濃部達吉の生涯(10問記述)
Ⅴ 享保の確認について(200~250字の論述)

・2023年度
Ⅰ 島の歴史(20問マーク)
Ⅱ 室町時代の歴史(10問マーク)
Ⅲ 幸田露伴の生涯(10問マーク)
Ⅳ 江戸の歴史(10問記述)
Ⅴ 空海について(200~250字の論述)

・2024年度
Ⅰ 古代~現代の政治・経済・文化史(20問マーク)
Ⅱ 江戸時代の米(10問マーク)
Ⅲ 感染症の歴史(10問マーク)
Ⅳ 法令の歴史(10問記述)
Ⅴ 源実朝について(200~250字の論述)

どの学部も同じですが、2021年度から形式が変わり、記述問題が減って選択問題になっています。
大問5の論述は1問だけで20点の配点があるので、これを捨てることはできません。
論述は問題文に7行以内で書くように指示がありますが、200~250字だと考えてください。

●問題別の分析
・大問1~3のマーク式問題

文章中に選択肢があるので前後から判断して適切な語を選びます。
学習院大学の日本史では頻出の問題なので他学部でも演習を積むことができます。
対策としては教科書や参考書で通史学習をして、一問一答を覚えていけば対処できます。

・大問4の記述問題
近世、近代からの出題が多いですが、それ以外からの出題もあるので、大問1~3と同じように一問一答で用語の暗記と正確に漢字で書けるのかを確認しましょう。

・大問5の論述問題
論述のポイントは下記の通りです。
1. 通史学習ではある程度実績や内容にボリュームのある人物、出来事に注目する。
2. 語句の暗記だけでなく、流れで説明できるのかを検証する。
3. 頭の中だけで説明するのではなく、実際に指定後数で論述し、先生や塾の講師などに添削してもらう。
4. 実施したこと、経過、結果を過不足なく論述する。


論述は徹底した通史学習と論述の練習で点が伸びていきます。
20点の配点があるため、何も書かずに提出ということがないようにしましょう。

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