すべてのことを「数字」で管理しましょう【成功したいなら現実主義がオススメ】
あなたは受験勉強をしているときに「がんばるぞ!」「死ぬ気でやるぞ!」など感情的な言葉をよく言っていませんか?
気合いが入っているのはとてもいいことなのですが、残念ながら意気込みだけでは受験はうまくいきません。
そこで、感情的な言葉を使ってしまいがちな人に「数字で管理すること」をオススメします。
具体的に何をどうやってがんばりますか?
上述のとおり、がんばることはとてもいいことなのですが、何をどうやって実行するのかを明確に説明することができますか?
何をどうやって実行するかを決めるには現在の自分の位置を正確に把握しておかなければいけません。
現在の自分の位置を確認するといっても「英語は他の教科に比べて得意だ」とか「世界史は他の教科に比べて苦手」など抽象的な把握ではダメです。
目標としている大学まであと何点稼げばいいか(偏差値だったらあといくつ上げるか)をはっきりさせることによって自分の位置がわかります。
具体的には下記のとおり。
早稲田大学の社会科学部の過去問を解いたら英語が○○点、国語が○○点、世界史が○○点だった。
合格最低点は○○点だから、自分は英語、国語、世界史であと○○点とらなければいけない。
そのためには英語は●●を10月までにやって、国語は●●を9月までにやって、世界史は11月までに●●をやらないといけない。
期日までにやりきるには1か月あたり●●をやらなくてはいけなくて、1週間では●●、1日では●●をやらなければいけない。
という感じでドンドン具体化させていきます。
なかなか成績が上がらない人は、目標設定や課題設定があいまいなので、とにかく目の前に積みあがっている参考書や問題集をこなすことで精いっぱいになります。
得意な問題をいつまでも解き続けたり、苦手な問題かどうかもわからずに無視したりなどの現象が起こるので、成績があがらないわけです。
徹底的に数字で管理していけば、志望大学に合格する可能性が格段に高まります。
「なんとなく」は絶対に禁句
ひたすら現実主義になる必要があるので、今日から「なんとなく」を禁句にしてください。
なぜやろうとしていることが効果があり、なぜ実行可能なのかを説明できるようにすべきです。
かくいう僕も高校時代は観念的な考えで行動していました。
「合格者は文化祭も力をいれているから文化祭をしっかりやるんだ」といって、クラスでやるパフォーマンスの練習を勉強そっちのけでするなど、かなり恥ずかしい体験をしました。
結果は受験した大学がすべて不合格。
受験失敗を機に現実主義者となり、浪人後に早稲田大学に受かることができました。(観念主義者を完全に脱することはできませんでしたが…)
このときは完全に「なんとなく」で行動していました。
当時の成績はまったく覚えていませんし、何をしていたのかも思い出すことができません。たぶん何もやっていないです。
いわれてみれば当たり前のことなのですが、実際に学校生活を送っていると様々なことが起こるので、簡単に価値観が変わってしまうのです。
「自分はまだまだ未熟なんだ」と思って意識的に現実主義者に徹して、数字で自分の実力を把握するようにしてください。
社会にでると「信用」にかかわる
観念主義者のまま社会に出ると、仕事のできない人間のできあがりです。
会社で働くにしても、自分で仕事をするにしても、人に納得してもらうだけの数字的な証拠が必要になります。
「やれると思えばなんでもできる!」「死ぬ気で働けばなんとかなる!」「心をこめて会話すれば相手も心を開いてくれる!」「歯をくいしばって頑張ろう!」
僕の短い社会人生活の中でも上記のような言葉を頻繁にいうひとがいました。
しかし、一人として仕事ができると思ったことがないですし、もちろん尊敬の対象にもなりません。
逆に仕事ができる人は常に「数字」で目標を追っています。
そして物事を進めるときの判断も数字に基づいておこないます。
ときには数字にこだわっていると何も進まない仕事もありますが、基本的には数字で目標を追うのが現実的かつ確実に成績を伸ばす方法です。
観念的な言葉をつかって失敗し続ければ、信用を失い、仕事がまわってこなくなりますよ。
受験勉強をしているときから現実的な目標の追い方を身に着けることをオススメします。
まとめ
すべてのことを「数字」で管理するメリットは…
現実的な目で自分を見つめて、あらゆる判断を適切にくだすことができるから。
客観的な事実にもとづいて適切な判断をくだしながら努力を積み重ねていきましょう。