英語の文章を読むのが遅いと思ったときに確認すべきこと3選
英語の試験をやるときはいつも最後まで終わらずに時間切れになってしまう人はけっこう多いかと思います。
例えばセンター試験の英語あたりは制限時間が厳しくて解ききれない人が続出します。
そこで単語や文法の問題はすぐに回答できるけど、長文問題はどうしても読むのが遅くなってしまい、点数を大きく落としてしまうという人に向けて本記事を書きました。
単語力は足りていますか?
当たり前ですが、単語を覚えていなければ読むことができません。
受ける模試や大学のレベルによって覚えるべき単語量は変わってきます。
センター試験で高得点を狙っているのにもかかわらず、基本的な単語を覚えていなかったり、早稲田や慶応などの難関大学を受けるのに簡単な単語しか知らなかったりしたら長文を読み切ることは困難です。
単語力が足りているかどうかは下記の方法でチェックしてみましょう。
❶ 長文を解き終わったら、答え合わせをする
❷ 長文の中でわからなかった単語にマーカーをひく
❸ 別のノートにわからなかった単語と意味を書いていく
マーカーだらけになったり、1問解くたびにノートが埋め尽くされるのであれば、長文を解くのをいったんやめて単語暗記に力を注ぎましょう。
わからなかった単語が1~3個程度でしたら、単語暗記と長文読解を同時にやってもかまいません。
外国語大学や早稲田国際教養、慶応法・SFCなど英語が他の大学と比べて圧倒的に難しい大学の場合はわからない単語はあって当たり前ですので、文脈から意味を推測する力をつけていきましょう。
正しく文構造をつかむことができますか?
単語力は足りているのに、なぜか読むのが遅いと感じたときは、文構造をしっかりつかめているのかを確認しましょう。
文法を一通り学んだからといって、なんでも文章を読めるとは限りません。
中には構造が複雑で、ちょっと読んだだけでは意味をつかむことができない文もあります。
正しく文を読めているかを確認するために下記の方法を試してみてください。
❶ 長文を丁寧に一文ずつ読んでいく
❷ 意味のわからなかった文に赤で下線をひく
❸ 下線をひいた文が文章全体の何割かを確認する
人によりますが、赤線をひいた文が全体の3割以上を占めていれば完全に読めていません。
正しく文を読めていないと感じた人は下記の参考書を読みましょう。
基本:『英文読解入門基本はここだ!』
応用:『ポレポレ英文読解プロセス50』
ほとんどの学生は基本の参考書で対策が済んでしまうと思います。
応用の参考書はかなりレベルが高いので偏差値65以上を狙うつもりのない人は手を出さなくてOKです。
そもそも日本語にした文を読めますか?
単語力も申し分ないし文構造もしっかり理解しているのに読むのが遅いときは、そもそも内容をつかむことができているのかを確認しましょう。
特に難関大学を受験する人は肝に銘じてほしいのですが、難関大学を受けるような学生は英文を読めるのが当然ですので、内容を理解できているのかを問うてきます。
英文の和訳を読んでも内容を理解することができないときは、国語能力の問題ですので、現代文の勉強に力をいれましょう。
実は現代文の実力と英語の実力の間には大きな関係があります。
僕自身も現代文の成績が伸びるのに比例して英語の成績が伸びていきました。
英語の成績を伸ばしたいからといって、英語の勉強ばかりするのはNGです。
まずは母国語の能力がベースとなって英文を理解することになりますので、正しく文章内容を把握する練習を重ねていきましょう。
まとめ
英語長文を読むのが遅いと感じたら…
・単語力が足りているか確認すべし!
・文構造を把握できているか確認すべし!
・そもそも内容を理解できるか確認すべし!
成績アップをとめている原因を分析して対策を練っていきましょう。