英語を得意科目にするなら英検を受験すべき理由


文系学部を受験するのであれば、英語を得意科目にする必要があります。

でも英語を得意科目にすべしと簡単にいわれても、あまり得意でない人にとっては実際に英語の成績を伸ばすのは難しいですよね。

そこで、中期目標として英検を受験することをおすすめします。

英語力の伸びを確認する手段として模試や学校での実力テストがあるなかで、なぜ英検を受験すべきなのかについて説明します。

練習ではなく本番なので強力な締め切り効果をうみだす

「締め切り効果」という言葉を知っていますか?

その名のとおり、締め切りを決めると集中力が大きくあがることを指しています。
夏休みの宿題を8月31日にやりきるときの、あの集中力です。

英検にはとうぜん「受験日」という締め切りがあるので模試や実力試験などの練習とは違います。

模試や実力試験は合否がありませんが、英検には合否がありますよね。

なので、模試や実力試験を目標にするより英検の合格を目標としたほうが、よりいっそう英語の勉強に力がはいります。

僕も高校2年生のときに英検2級の勉強をして合格しました。

そのあとセンター試験模試があったのですが、受験前は130点(200点中)あたりをさまよっていたのが、合格後は170点以上とることができました。

英検を利用して締め切り効果を使い、効率よく英語の実力をつけていきましょう。

目標級は英検2級ですが、早稲田大学や慶応義塾大学などの難関私立大学を受験する人は英検準1級の合格を目指しましょう。

単語力を大きく伸ばすことができる

英検のサイトで過去問を閲覧することができます。

試しに、英検2級の問題をみてください。

大問1の問1~17は単語力と熟語力を問う問題です。

語彙力があるかないかを確認しているのは一目瞭然ですよね。

つまり、試験対策をするだけで大きく単語力を伸ばすことができるのです。

さらに、単語の暗記は締め切り効果との相性がバツグンです。

読解力を伸ばすにはどうしても時間が必要ですが、単語力は集中力しだいで早く覚えることができます。

英検対策用の単語集が売られていますので、何を覚えたらいいかもすぐにわかります。

英検向けの特殊な単語というものはなく、そのまま受験でも覚えた単語が役に立ちます。

すべて覚えることができたらセンター試験、共通テストレベルの文章であれば少なくとも語彙不足で読めないということはなくなります。

長文問題に慣れることができる

英検では制限時間を考えると、解き切るのが難しいくらいの文量が出題されます。
模試(難関大学専用の模試を除く)よりも時間がないと感じるでしょう。

きちんと対策することによって大量の長文問題を短い時間で解ききることができるようになります。

制限時間内にすばやく的確に回答するという能力は大きな強みです。

長文問題は単語を覚えたり、文法問題を解いたりするより負担が大きいと感じる人が多いので自発的に長文問題にとりくむ人は多くないです。

しかし、入試本番で出題される問題は英語長文が中心です。

英検対策をおこなうことで、長文対策に力をいれていない他の人たちと比べて、一歩リードすることできます。

リスニングの対策ができる

2021年度入試よりセンター試験から共通テストにかわり、リスニングの配点が大きくなりました。

しかも、センター試験のリスニングよりも音声のスピードが速いのです。

リスニング対策を怠ればそのまま英語の各得点数が低くなってしまいます。

しかし、英検にはリスニング試験がありますので、英検の勉強をしているとリスニング力も上がります。

共通テストはだいたい英検準2級から英検2級のレベルに設定してあるのでリスニング対策には最適なのです。

リスニングをどうやって対策したらいいのかわからない受験生が多いので、英検を受験することで長文と同じように一歩リードすることができます。

まとめ

英語を得意科目にするために英検を受験すべき理由は…

1.強力な締め切り効果を生み出すことができる!
2.単語力、熟語力を大きくあげることができる!
3.長文問題に慣れることができる!

4.リスニング対策ができる

以上です。
英検を受験して、他の受験生と差をつけましょう。

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