中央大学(理工学部)の英語対策

本記事では中央大学理工学部の英語対策について記載しています。
理工学部の英語の試験時間は80分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
●全体の傾向
長文読解、文法・語法・熟語・語彙問題が2題、2つの文があり、1つ目の内容から判断して2つ目の文の内容が妥当だと考えられるものを選ぶ問題、短い文章の空所補充が2題という構成です。
長文読解は900語~1000語の文章で、かなり長いですが、近年ではGMARCHレベルだと普通に出題されるようになっています。
文法・語法・熟語問題で即答していき、長文読解にどれだけ時間を残せるかがカギとなっています。
問題形式はすべて選択式です。
●長文読解(大問1/34点)
設問は指示語の内容を選択する問題(4問)、文章中の空所に入るものを選ぶ問題(4問)、問題の内容に関する質問(4問)、内容一致問題(7択から2つ選ぶ)で構成されています。
指示語の内容を選択する問題は文法的な係り受けに注意しましょう。
能動か受動かによって文法上の動作主体が変わったり、無生物主語を指している場合は日本語の直感で回答できないときがあります。
文章中の空所に入るものを選ぶ問題は当たり前ですが、空所の前後関係の把握を確実にしましょう。
文脈で選択肢を見ずとも何がはいるかを推測できると早いのですが、できなければ文の意味と文法構造を把握した上で明らかに入らないものは除外した上で、選択肢を一つずつ吟味していきます。
問題の内容に関する質問は文章の最初から順番に問われているので、長文を読みながら、何がどこに書いてあるのかをメモしたりしてすぐに参照できるようにしましょう。
内容一致問題は7択から2つ選ぶ問題ですが、ここまでの問題で時間がかかったりすると文章の内容を忘れていきますので、問題の内容に関する質問と同じようにすぐに参照できるように工夫するか、ここまでの問題を素早く処理するかして対応しましょう。
●文法・語法・熟語・語彙問題(大問2/10点と3/10点)
それぞれ10問ずつの計20問です。
形式は空所補充で4択の中から1つ選んで回答します。
文法的視点で回答する問題や、構文や熟語を覚えていれば回答できる問題の他、文脈から判断しないと回答できない問題など種類はたくさんあります。
機械的に覚えるだけでなく、文中でどのような使われ方をしているのかにも注意して勉強しましょう。
●2つの文があり、1つ目の内容から判断して2つ目の文の内容が妥当だと考えられるものを選ぶ問題(大問4/12点)
問題例は下記の通りです。
1: I’m 18 years old and Takeshi is 10 years old.
2: I’m much older than Takeshi.
この1つ目の文から判断して2つ目の文が妥当かどうかを判断します。
1は「私は18歳でタケシは10歳です」
2は「私はタケシよりたいぶ年上です」
1と2は同じ事を言っているので、2つ目の文は妥当と判断できます。
妥当だと思われる組み合わせを12組から4組選ぶ問題です。
時制、仮定法、比較表現、二重否定、否定表現(rarelyなど)といった文法事項に注意しましょう。
●短い文章の空所補充が2題(大問5/20点と大問6/14点)
大問5は文脈上空所に入る表現(熟語、接続詞、文法、語法、語彙、文章の結論など)を選ぶ問題です。難易度は高くないので、即答して時間をかけないようにしましょう。
大問6は文脈上空所に入る表現を入れていく問題で、7択あります。(空所も7個です)
まずは文法的な観点で削り、毎回7択すべてを検証しないようにしましょう。
例えば空所の直前が動詞だったら、空所に動詞がそのまま続くことはありません。
総括すると、大問1に最も時間がかかるため、文法・語法・熟語・語彙問題で即答できるものは即答していきましょう。
長文読解だけでなく、文法・語法・熟語・語彙の問題集を固めておくことも忘れないようにしてください。
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