模試の特徴と受験料のまとめ【河合塾・駿台予備校・代ゼミ・東進ハイスクール】

2023年4月1日

「模試を受けたいけど特徴もわからないし、受験料も知らない…」という人はけっこういるのではないでしょうか。

河合塾や駿台予備校、代ゼミ、東進などの予備校からは数多くの模試が実施されています。

どれも名称が似たりよったりで何を受験したらいいのかわかりにくいですよね。

本記事では各予備校で実施されている模試の特徴と受験料についてまとめています。

河合塾の模試の特徴と受験料について

河合塾が実施している主な模試は下記の通りです。

・全統模試
高校生・高卒生を対象に年間約40回以上の模試を実施しており、受験者は年間309万人強(2018年度実績)いる有名な模試のひとつです。

難易度は他の予備校の模試と比較して中堅といったところです。

簡単とはいえませんが、特別難しくもないので、基本的な力がみについているかを確認するにはいい模試でしょう。

・各特定大オープン
東大や京大などの難関国立大学向けや早稲田や慶応などの難関私立大学向けに特化した模試です。

上記のような難関大学を目指している人にとっては重要な指標になりますので、開催されていたらぜひ受けてみてください。

模試の受験料は下記の通りです。

【高3生・高卒生対象】

・全統共通テスト模試(リスニングあり)
8,600円(税込)(自宅受験の場合は6,900円(税込))

・全統共通テスト模試(リスニングなし)
7,500円(税込)(自宅受験の場合は6,900円(税込))

・全統プレ共通テスト(リスニングあり)
8,600円(税込)(自宅受験の場合は6,900円(税込))

・全統プレ共通テスト(リスニングなし)
7,500円(税込)(自宅受験の場合は6,900円(税込))

・全統記述模試
7,400円(税込)(自宅受験の場合も7,400円(税込))

・各特定大オープン
9,300円(税込)

・早慶レベル模試
9,300円(税込)

・プライムステージ
8,100円(税込)

出典:河合塾公式サイトより

駿台予備校の模試の特徴と受験料について

駿台予備校が実施している主な模試は下記の通りです。

・駿台全国模試(記述式)
難関国公立私立大学や医学部医学科向けのハイレベルな模試です。

数ある模試の中でも駿台予備校が実施している模試が最難関となりますので、難関大学を受験する予定のない人は受けないようにしましょう。

・駿台全国判定模試(記述式)
基礎から発展までの幅広い範囲から出題されます。

5月と9月に実施されますので受験勉強スタート時の実力と夏休み終了後の成績の伸びを確認するのに最適な模試です。

・大学別入試実践模試(記述式)
各国立大学の問題を想定した特化型模試です。

マーク模試とのドッキング判定を行うことができます。

駿台予備校が集めた膨大なデータをもとに出題、判定するので割と信ぴょう性がある模試だと思います。

・東大入試実践模試(記述式)
文字通り東京大学を受験する人が対象の試験となっています。

本番さながらに2日間にわたって実施される本格的な東大模試です。

ほとんどの東大受験生は欠かさずに受けることになると思います。

・京大入試実践模試(記述式)
文字通り京都大学を受験する人が対象の試験となっています。

こちらも東大実践模試とおなじように前期入試に完全準拠した試験内容となっています。

京大合格者の80%が本模試を受けているので、京都大学を志望している人は受けた方がいいでしょう。

・駿台・ベネッセ記述模試(記述式)
国公立大学から私立大、短大受験生まで完全対応の約35万人参加の最大規模の模試です。

母集団が多いので、かなり精度の高い順位や偏差値が算出されると思います。

マーク模試とのドッキング判定もできますので、マーク模試もあわせて受験することを検討したほうがいいです。

・駿台共通テスト模試(マーク式)
大学入学共通テストと私立大学のマーク式試験に対応した内容です。

出題範囲は高3の授業進度におおむねあわせているので、すでに習った範囲の復習目的で受験するのもいいかと思います。

・駿台プレ共通テスト(マーク式)
12月に行われる大学入学共通テスト直前の模試です。

過去問をやってはいるけども本番のような状況で共通テストレベルの問題を解きたいという人は受験をしてみましょう。

ただ、他の模試と同じように判定がでますので、場合によっては精神的に悪影響をおよぼす可能性があることを忘れないでください。

・駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試(マーク式)
大学入学共通テストに準拠した内容になっており全国どのレベルの受験生にも対応しています。

前述したとおり記述模試とのドッキング判定ができますので、記述模試とあわせて受験することをおススメします。

模試の受験料については順次公開となっておりますので、下記ページにて定期的に確認していただければと思います。
駿台予備校模試・申込

代ゼミの模試の特徴と受験料について

代ゼミが実施している主な模試は下記の通りです。

【高3生・高卒生対象】

・大学別入試プレテスト
各大学の問題に即した内容にて出題している試験になります。

駿台予備校や東進ハイスクールでは実施していない早大模試などもありますので、難関大学を受験予定の人は確認してみてください。

・総合学力判定模試
国公立大・私立大(早慶上智・GMARCH・関関同立など)志望者を対象としている試験になります。

・大学入学共通テスト入試プレ
センター試験にかわる共通テストの模擬試験です。

2023年度の入試を控えている人は形式になれるために受験しておくべき模試です。

代ゼミの模試の受験料は下記の通りです。

・大学入試共通テスト入試プレ

一般生:6,700円(税込)
高卒メイト生、講習会・セミナーメイト生:6,200円(税込)
大学受験科生、高校メイト会員:無料
Y-SAPIX生:無料

・大学別入試プレ(第1回東大、第1回京大、九大、東北大、阪大)

一般生:5,700円(税込)
高卒メイト生、講習会・セミナーメイト生:5,200円(税込)
大学受験科生、高校メイト会員:無料
Y-SAPIX生:無料

出典:代々木ゼミナール公式サイトより

東進ハイスクールの模試の特徴と受験料について

東進ハイスクールが実施している主な模試は下記の通りです。

公式サイトにて詳細な模試の一覧および実施予定日の記載がありますので本記事では割愛させていただきます。

東進模試の特徴としては他の模試と同様にマーク式試験と記述試験のドッキング判定ができる点があります。

また、他の模試と比較して解答解説が非常に丁寧です。

最大20ページにもわたって解答解説がのっているため、復習をしっかりやりたい人には最適な試験かと思います。

結果をみせるだけの試験と違い、しっかり復習をして次につなげるための工夫がなされている試験です。

東進模試の受験料は下記の通りです。

・共通テスト本番レベル模試

5,500円(税込)

・早慶上理・難関国公立大模試

6,000円(税込)

・全国有名国公私大模試

6,000円(税込)

・東大本番レベル模試

6,600円(税込)

・京大本番レベル模試

6,600円(税込)

・北大本番レベル模試

6,600円(税込)

・東北大本番レベル模試

6,600円(税込)

・名大本番レベル模試

6,600円(税込)

・阪大本番レベル模試

6,600円(税込)

・九大本番レベル模試

6,600円(税込)

・大学合格基礎力判定テスト

6,200円(税込)

・千葉大本番レベル模試

6,000円(税込)

・神戸大本番レベル模試

6,000円(税込)

・広島大本番レベル模試

6,000円(税込)

・医学部82大学判定テスト

6,600円(税込)

・一橋大本番レベル模試

6,600円(税込)

・東工大本番レベル模試

6,600円(税込)

東進ハイスクールでは他の予備校にくらべて模試の数が多いです。

また、他の予備校はだいた11月、12月に模試が終わるのですが、東進ハイスクールは3月まで実施しています。

最後の最後まで自分の実力を本番に似たような環境で試したい人にはありがたいですよね。

まとめ

ご覧のとおり各予備校でそれぞれの特色があります。

・河合塾
中堅レベルの問題が出題。
私立大学を受験する人には最適。

・駿台予備校
難関大学、特に国立大学を受験する人には最適。
ハイレベルな母集団の中でどのくらいの位置にいるのかを把握する目的。

・代ゼミ
一部早大模試などの特殊な試験があるので場合によって使い分ける必要あり。
基本的には河合塾や東進ハイスクールの模試でOK。

・東進ハイスクール
とにかく多種多様な試験と豊富な解説が売り。
試験実施期間もながく、最後の最後まで実力を試したい人には最適。

受けたら受けっぱなしはNGです。しっかり復習をして次につなげるようにしましょう。

模試の年間スケジュールも書きましたので、参考にしてください。
2023年の模試スケジュール