意味のない宿題を意味あるものにするようにしましょう【漢字書き写しとか無駄】

2019年11月2日

夏休みとか冬休みに入るときに学校から数多くの宿題がでますよね。

多くはやっておくに越したことはない宿題なのですが、中には「これは何の意味があるの?」という宿題もあります。

代表的な意味なし宿題といえば「漢字の書き写し」です。

まるで修行のように何回も何回も漢字を書き写す宿題は意味がないとしか言いようがありません。

ただ、提出をしないと先生に怒られて面倒なことになりますし、内申点を稼ごうと思っている人にとっては進学の妨げになります。

そこで意味のない宿題を意味のあるものにしていきましょう。

修行系の宿題は覚えているかの確認!

漢字の書き写しや英単語の書き写しなどの修行系の宿題は暗記しているかの確認を何回もできる宿題と考えましょう。

単純に漢字ドリルや英単語帳をみながら書き写しているだけでは、ただの修行です。

そこでノートに1行漢字を書いたら次の行で何もみずに漢字を書けるかどうかのテストをしましょう。

注意点としては一気に終わらせないという点です。

また時間をあけて再テストをやっていけば長期記憶に変わります。

人の記憶はけっこう曖昧なので何回か繰り返したとしても忘れてしまうものです。

最近の研究によると、あることを何回か反復しても違う勉強をした瞬間にすでに覚えていたことが押し出されてしまい、忘れてしまうようです。

本当に定着させるにはオーバーラーニングといってダメ押しの反復をする必要があります。

よけいに何回も反復することは記憶を安定させるのに効果的です。

友だちに教える

実は座って人の話を聞くより誰かに教えたほうが脳への定着率がダンゼンいいのです。

問題を解く系の宿題は苦手な友だちに教えながら処理していくのが一番効率的です。

友だちの宿題も先に進めることができるし、教えている側もしっかり勉強することができます。

僕自身も塾講師として働く前にはSVOCが何を指しているのかわからない状態でしたが、3年間仕事をする中で完璧に説明できるようになりました。

やはり何かを人に教えるということは一番効率的な勉強方法です。

条件としては友だちの苦手分野が教える側の得意分野である必要があります。

自分も相手も苦手分野だと教える意味がありません。

中途半端にやるくらいならやらない方がいい

この意見については賛否両論あるかと思いますが、中途半端に答えを写して提出するくらいならやらないほうがましです。

その代わり宿題をやらなくてもいい理由を先生に説明できるようにすべきです。

「なんかだるかったから」とか「面倒くさいから」とかだと納得いかないので、「受験勉強で自分なりに立てていた計画を遂行するのに宿題がわずらわしかった」とか「今熱中していることがあって、それに全ての時間を注ぎたかった」などです。

一番よくないのは「決まりだからやる」「先生の言うことには逆らってはいけないからやる」という理由で中途半端に宿題をやることです。

何も考えずに目上の人から言われたからやるという姿勢だと社会に出たときにかなり苦労します。

まず主体的にものごとを決められなくなり、自分の人生の責任を他人や環境に転嫁しがちです。

しかも意外と「決まりなんだからやらなきゃいけない」と考えている人はけっこう多いので、惑わされてしまいますが、自分の考えで動くようにしましょう。

まとめ

意味のない宿題を意味あるものにするには…

・反復練習系は小テストを何回もやることで効果をあげましょう
・友だちに教えることによって定着率をあげよう
・中途半端にやるならやらないほうがいい


人に言われたことを何も考えずにやってしまう人にならないように、自分のやるべきこと・やりたいことは主体的に決めていきましょう。