英語学習で「なぜ?」は禁止!【ネイティブもわからない】

2019年7月31日


よく「勉強するときは なぜ? と思うようにしましょう」と言われますよね。

歴史は「なぜこういうできごとが起こったのか?」という姿勢が大切ですし、数学も「なぜこの公式になるのか?」と考えることが成績アップの秘訣です。

しかし、英語に限っては「なぜ?」は禁句です。

英語は例外で、基本的な部分に関しては疑問に思わず、そのまま受け入れる姿勢が成績アップにつながります。

本記事では英語にWhy?は禁句である理由について説明します。

文法は「共通点をかき集めたもの」です

英語を学習していると習った文法規則が通用しない慣用表現がでてきます。

英語があまり得意ではない人はここで「なぜこの表現になるのか」について真剣に悩みはじめます。

上記のようなプロセスが英語学習を妨げてしまうのです。

英語という言語は「文法がはじめから存在して、そこから表現がうまれている」わけではありません。

文法を頭に入れないと話せないというのであれば産まれたばかりの赤ちゃんは永遠に話せないということになりますよね。

文法は「数ある表現の中から共通していることだけを抜き取ったものの集まり」です。

共通していることだけを抜き取ったものですので例外があって当然なのです。

例外があるものについて真剣に悩んだところで明確な答えはでません。

僕たち日本人も日本語の仕組みをすべて説明できないのと同じで、英語話者にとっても細かいところは理由を説明できませんよ。

そのまま受け入れて自分のものにしましょう

文法規則にしたがっていない例外表現があったら「まぁこういうもんだろう」と割り切って受け入れてしまいましょう。

なんでもかんでも理由を知りたい人にとってはモヤモヤするかもしれませんが、考えても無駄なことは考えないようにすべきです。

まずは受け入れて問題演習をして無意識に使えるまで反復したり、英作文のときにその表現を使ってみるなどして自分のものにしていきましょう。

英語は勉強というよりもスポーツに近い

英語は小・中学生のころから5教科のなかに組み込まれているので、勉強科目の1つだと思ってしまいがちです。

しかし、性質的には勉強というよりもスポーツに近い教科です。

問題集を解いたり、単語を暗記したりすることも必要なのですが、何よりもまず実際に使ってみることで上達していきます。

英語の文法や単語をひたすら勉強することは、野球の本を読んで野球を上達させようとしていることと同じです。

野球がうまくなりたいのであれば、素振りをしたりピッチングの練習をしたりするはずです。

参考書や単語集ばかりやっていないで英語の長文を読んでみたり、英作文を書いてみたり、リスニングをやったり、英会話の練習をしたりしないと上達しません。

実践的に英語を学ばないと上達しないのに、いちいち疑問に感じていたら前に進みません。

まとめ

英語学習で「なぜ?」が禁句である理由は…

例外が多いので「なぜ?」と思ってもキリがないから!

まずは受け入れて実際に使っていくことで英語は上達します。

いちいち立ち止まらずにサクサク前に進んでいきましょう!