「受験勉強がスタートしたけど英語・国語・社会は何をやればいいのか」に対する回答

2019年8月5日

「高校3年生になったから受験勉強したいけど何から始めていいかわからない」という悩みをもっている人は多いです。

自分で調べてみても受験に関する情報がたくさんあって何がベストなのかはわからないですよね。

結論からいって何から始めるべきかは今のレベルによるんですけど、本記事ではザックリと文系科目(英語・国語・社会)について最低限やっておくべきことをまとめました。

英語の最低限やっておくべきこと

受験において英語の能力を高めておくのは必須です。

なぜなら英語の配点が高い大学が多いからです。

なので、何よりもまず英語の勉強を始めてしまいましょう。

最初にやるべきことは下記の2つです。

・単語
・文法

単語と文法の基本がかたまっていないと英語長文やリスニングをやってもあまり効果がありませんし、できないとストレスがたまって挫折の原因にもなります。

単語については夏休み前までに単語集を10回以上くりかえしましょう

ここで重要なのは覚えた気になって先に進まないことです。

何回も繰り返しているとついつい勉強した気になって先に進んでしまうのですが、人間の脳はけっこう適当ですので、工夫をしなければいけません。

自分が覚えた気になっているかを確認するために小テストをやりましょう。

自分で出題範囲を決めて覚えているかどうかを小テストでチェックします。

ページにのっている単語を順番で覚えてしまっている可能性があるので、ランダムに出題すると本当に覚えているかどうかを確認することができます。

文法については今後、長文を読むときに必須の知識となりますので、正確に今の実力を把握しておかなければなりません。

中学生のころから英語が苦手だった人は、たとえ高校3年生であっても中学の範囲から復習する必要があります。

中学の範囲は問題ないけど高校からついていけてない感じがするという人は『ネクステージ』などの受験用問題集から入っても大丈夫です。

まちがっても文法の参考書を1ページ目から読み始めるのはやめましょう

どの文法参考書も分厚いので高確率で挫折をして時間を無駄にします。

何度もいいますが長文やリスニングや英作文は後回しです。

国語の最低限やっておくべきこと

国語は現代文と古典(古文・漢文)にわかれますが、受験勉強を始めたばかりのときは古典の勉強はしなくてもかまいません

なぜなら、古典で勉強すべきことは他の教科に比べてかなり少なく、2~3か月もあれば誰でも対策することができるからです。

重要なのは現代文です。

現代文は対策方法がないといわれがちですが、ちゃんと対策方法はありますし、知っているのと知っていないのとでは大きな差があります。

現代文の勉強で始めにやるべきことは下記の2つです。

・漢字力の強化
・語彙力の強化


漢字については漢検2級のテキストや『入試漢字マスター1800+』などの受験用問題集がおススメです。

語彙力については『日本語チェック2000』をおススメします。

漢字力と語彙力は現代文で出題される難解な文章を読みやすくする必須ツールです。

漢字力と語彙力の勉強法については英単語を覚える方法と同じです。

参考書や問題集を何回もくりかえしやりつつ、自分で小テストをしながら本当に覚えているのかを確認していきましょう。

英語の場合は文法と単語をやったあとに長文読解という流れなのですが、現代文は漢字力強化と語彙力強化に並行して文章の精読をやっていきましょう。

文章の精読というのは、現代文の文章を1文ずつ丁寧に読みこんでいき、回答の根拠を限界まで考え抜くことを指します。

本番では制限時間があり精読できないのですが、文章を正しく読むために丁寧に読みこむというステップは現代文学習において必須です。

漢字力、語彙力をつけつつ精読を進めるというのが現代文学習の王道です。

社会の最低限やっておくべきこと

はじめのうちは社会を集中的にやるよりも英語や国語のような時間のかかる教科を先にやってほしいのが本音です。

しかし、なかには社会の勉強をしないと何となく不安という人もいると思いますので、勉強やりはじめのときに何をすべきかをお伝えします。

社会といっても歴史(日本史・世界史)、地理、政治経済に大別されると思います。

各教科の勉強法は違うので詳細に書くことができませんが、どの教科にも共通してやっておくべきことは「教科書や参考書の通読」です。

本格的に暗記をする必要はないので、ざっとどんなことを本番までに頭にいれておかなければならないのかを確認しておきましょう。

教科書や参考書を読んだだけでは心もとないという人は「教え合いイベント」を友だちと一緒に開きましょう。

教え合いイベントは教科書や参考書の範囲を設定して期限までに他の人に教えられるようにして、期日になったら何人かでわかりやすく教えるというものです。

この教えるという行為は脳に記憶を定着させるベストな方法です。

物事を教えるためには教科書を丸暗記しているだけではダメです。

自分が理解していて、他人が自分の説明を聞いて心から納得してないと教えるということにはならないのです。

期日が決まっているので集中的に覚えて、理解するようになります。

教科書、参考書の通読では心もとないという人はトライしてみてください。

まとめ

英語・国語・社会で始めにやっておくべきことは…

・英語:単語と文法の基礎を固めよう!
・国語:漢字力と語彙力を身につけながら精読をしよう!
・社会:教科書や参考書の通読 or 教え合いイベントを開催しよう!


いいスタートをきって無事に受験を終えられるようにしましょう。